ヨーコとヒロシの日食観測

メキシコ皆既日食 (1991年7月11日)


8年越しに待っていたメキシコ日食に行くことができて、再び素晴らしいコロナとダイヤモンドリングを鑑賞でき、大変幸せです。夢はもう次の日食へとふくらんでいます。

今回はメキシコと言っても、実際にはほんの半日程度メキシコに入国していただけで、ほとんどはアメリカ西海岸の滞在でした。7月9日の出発が成田発でしたので、新幹線と成田エキスプレスとを乗り継いで、ノースウエスト航空でロスへ入りました。市内観光のあと、次の日はディズニーランドで1日を過ごし、いよいよ7月11日の皆既日食です。(日本時間では12日の3時頃でした) H急交通社がチャーターした150人乗りのジェット機で、カリフォルニア半島を南下し、メキシコの町サンホセデルカボについたのは、朝の7時頃でした。とても小さな空港で、アメリカからの小型自家用機でいっぱいでした。観測は空港近くの小学校を借りて、行なわれましたが今回は2回目のことでもあって、おちついて観望することができました。

やっぱり日食は肉眼と双眼鏡で見るのが一番です。横で忙しくシャッターを切ったり、ビデオを動かすヒロシが気の毒な感じ。旅行社の人が時計の経過時間を刻々と知らせて緊張が高まり、皆既の瞬間のあの歓声と終わったあとの感動は、いつも新鮮なものです。

今回の日食は皆既の継続時間が6分以上もあり、大変長いものです。コロナも極大型で周囲に拡がった大きく見事なものです。ハワイへ出かけた人も多いが5月に行ったばかりなので、メキシコに決めていました。少し残念だったのは、買物できる店が全くなかったこと、日食が終わってからのわずかな時間にお土産を持った人達がやっと駆け付けたがほとんど買えず。空港の売店でわずかにテキーラを買ったのがメキシコの唯一のおみやげでした。


第2接触のダイアモンドリング

皆既中のコロナ

第3接触のダイアモンドリング