流れることを承知で、20秒から60秒くらいの露出をかけた。結果はまったく無残な状況で、望遠では完全に露出不足であった。実際の困難は、見えない彗星をどうやってカメラの視野に入れるか。
1月11日、12日のフィルムカメラ(135mm)ではかろうじて彗星の存在が分かる程度であった。下の写真で上の2枚がそれ。アナログカメラではかろうじてプレアデスと彗星が確認できる程度。ASA1600もあるためカブリがひどく、星はほとんど写らない。色の再現はおかしいが、星の感じは肉眼で見た感じに近い。(東京の空は星が見えない!)
1月15日にヨーコに買ってもらった待望の一眼レフデジカメがやっと届く。まだフィルムがあったのと、梱包を開けてもすぐには使えない。1月17日に望遠レンズを付けて初挑戦。わずか数個であるがデジカメで星が写
るのには感激した。うれしいことに35mmカメラに換算すれば望遠効果は1.5倍。1分露出でオリオン星雲がそ
れらしく写ってくれた。下の2枚の写真はデジカメでASA400の設定。露出時間も短くできて、明らかに肉眼で見えない星が無数に写ってくれた。
デジカメの性能がいかに優れたものであるのか初めて実感した。