トップに戻る

ヨーコとヒロシのハワイ旅行(1991年5月31日~6月5日)

ヒロシの会社の売上げ100億円達成を記念して社内旅行があった。家族の参加も可能とのことで、当然ヨーコも参加。7つの班に分かれて順次出発。その第3班だった。ハワイではもっぱら二人で行動し、旧婚旅行を楽しみました。ただし、ヨーコの費用の約15万円は会社からは出ないので、ヨーコは自分の小遣いからの出費。旅行社は東急観光。

5月31日(金)・・第1日目

17時50分大阪国際空港(伊丹)集合。野神から京阪バスで大久保経由京都まで、八条口から空港バスにて伊丹に向かう。NW-16便にてハワイへ。ハワイへ到着する前に前線を通過したので、飛行機が相当揺れた。ヨーコは怖がって手にびっしょり汗をかいていた。

約8時間の飛行でワイキキ到着は日本時間の6月1日午前3時35分。現地時間は31日朝の8時35分。入国管理事務所はほぼ同時に到着する東京からの飛行機もあって、長蛇の列で混雑している。

入国後、バスにてワイキキ市内の観光。強烈な貿易風が吹いているヌアヌパリ展望台、太平洋戦争の戦没者を祭ったパンチボウル国立太平洋記念墓地をみて、ワイキキのホテルへ向かう。車窓からイオラニ宮殿、カメハメハ大王像、ハワイ大学を見て、ヒルトンハワイアンビレッジ・レインボータワーにチェックイン。休憩の後、近くのレストランでハワイアンディナーショー。時差ボケが残り体調ややおかしい。

6月1日(土)・・第2日目

7時30分起床。朝食を済ませてレンタカーを借りに行く。12時間コース。レンタカーは真っ赤なフォードのPROBE。まず東回りでダイヤモンドヘッドに向かう。ダイヤモンドヘッドはトンネルを抜けたクレーターの中が駐車場になっている。そこから山の淵にそって頂上へ上る。トーチカがありそこからワイキキ市内が展望できる。トーチカに入るには真っ暗なところがあると聞いていたので懐中電灯を持って行った。次に、ハナウマベイを上からのぞいて(下の浜までは降りず)エメラルド色の海を眺める。ハロナ潮吹き穴を見て、シーライフパークに入った。水族館を見て、いるかのショー、あしかのショーを楽しむ。

ハワイにも平等院があることが分かったのと、ここは恐らく誰も行かない穴場だと思ったので、平等院を訪問。緑の山をバックに本当にそっくりの朱塗りの平等院がある。入場料は$2。日本人は殆ど行かないので外人ばかりでしたが、建物は本物そっくりで、中には仏像もあった。ただし、木造ではなく、色も朱色が赤すぎて、少しけばけばしい中国風の建物の感じであった。わざわざ宇治から見に来たと言うと、そこの人(日本人がいた)は喜んでいた。この後は、ワイキキに戻りアリゾナ記念館へ。なかなか場所が分からなかったので基地に入ろうとして止められた。銃で武装した兵士がいるので怖かった。潜水艦ボーフィンの博物館もあったが、結局時間が遅くてどちらも閉まっていた。アリゾナ記念館の入り口で写真を撮った。遠くにアリゾナ記念館を見ることができた。

6月2日(日)・・第3日目

7時30分起床。タクシーにてホノルル空港へ。アロハ航空でハワイ最大の島であるハワイ島に渡る。オプショナルツアーであるが、申し込んでいたのは我々2人だけで昨日に続き日本人はいない。キラウエアには天文台があるので、本当は言ってみたいが4輪駆動車で上らなければならないし、許可なく入ることができないので初めから諦める。

空港にいってもアロハ航空の乗り場がなかなか分からなかった。誰かが迎えに来てくれる訳でもなし、やや不安。アロハ航空と言えばローカル線で、何年か前に機体の上半分が吹き飛んでしまったが奇跡的に助かった事故を起こした会社ではないかな。ハワイ島にはコナとヒロの二つの町がある。飛行機が着いたのはヒロ空港。ツアー会社の観光バスロバーツハワイで、アカカの滝、ナニマウガーデン(植物園)、黒砂海岸、キラウエア火口を見て、溶岩トンネルに入る。キラウエア火山は火口から溢れ出る溶岩で有名だが、噴火口を見ても予想に反して、大した噴煙やガスも無く、火山に慣れている日本人としてはやや物足りなかった。火口底は平らな冷えた溶岩でいたるところから噴煙が立ち昇っている。地下のトンネルから流れ出る溶岩は海まで到達していて、海岸ですごい水蒸気を上げている。黒砂海岸では、岩に登るとまだ暖かい溶岩があり、岩の割れ目からの熱風を感じ、驚いた。地中を覗くとまだ溶岩の赤みがあった。

6月3日(月)・・第4日目

この日も終日、自由行動でワイキキをバスで回ることにした。バスは降りる位置を示すのが難しい。次に降りる人はひもを引っ張って運転席のベルを鳴らす。まずハワイ大学を目指し、大学で生協のブックセンターで買物ショップへ。観光客が行ってもグッズが買えるのでお土産を買う。をしてきました。生協とおなじで本以外にも大抵のものは売っています。私は、Tシャツやノート、キーホルダなどを買いました。アラモアナショッピングセンターへ行って見学。ホテルに戻る途中でカメハメハ像に立ち寄り、戻る。折角、ハワイに来ているのにまだ一度も泳いでいなかったから、ホテルのプライバートビーチでヨーコのみ泳ぐ。ヨーコは出発前に水着をどれにしょうかとさんざん迷ったのだそうだけど、結局ワイキキビーチで泳いだのは、ほんのチョッピリだけ。でも本当にハワイでワイキキで泳いだことに変わりはない。ヨーコはさらにホテルのプールでもひと泳ぎ。

この日が最後ということで、夕方から双胴船によるディナークルージングがあった。これは会社の行事なので全員参加。アロハシャツのヒロシとムームーのヨーコはすっかりハワイの雰囲気の染まっておりました。船上でレストランのボーイが二人の写真を撮ってくれたが、その時に二人の関係を聞かれたが夫婦だといってもヒロシが結婚指輪をはめていないと指摘された。これが、その後ヨーコが指輪を買ってくれる大きな理由になろうとは、この時は気付かなかった。

6月4日(火)・・第5日目

出国日。混雑を想定してモーニングコール4:15で出発。9:15発のNW15便大阪行き。昨夜ホテルのTVで雲仙岳の噴火のニュースをしていたようだったが、帰りの飛行機で6月3日のMainichi Daily Newsの火砕流災害発生の記事を読みショックを受けた。

6月5日(水)・・第6日目

大阪着12:45。ここで日付変更線を超えたため一挙に1日進み、何か時間を損した感じがする。日本に帰ると雲仙岳は大変なことになっていた。

今回の旅行では、天候は残念ながら雨が多く4日のうち2日は雨だった。ハワイでは雨が多く、野性のポトスは50センチ四方もある大きな葉を付けていた。ハワイ島に渡る飛行機からは雲の上にマウナケアとマウナロアの2つの山が頭を出していたが、実際に天文台へ行くことはかなり難しいようだ。だがいつか行ってみたいものだ。