ヨーコとヒロシの流星観測

しし座流星群・九十九里浜(1999年11月17日)


残念ながら、しし群は見ませんでした! 流星雨の代わりに本物の雨に降られてしまいました。極大予報日を前に、どこへ行けば晴れるかということで、以前から観測候補地と決めていた九十九里浜へ出かけました。 市川市からだと東京を横断して西部の暗いところへ行くよりも、東に向かって太平洋まで出れば東天は視界が良いに決まっている。17日夜の天気予報では、全国的に曇り空の中で特に関西は最悪であり、本州では宮城県、関東では宇都宮、 銚子あたりが晴れている様子だった。これに期待をかけて20時頃に出発。夜半より南から曇ってくるとのことなので、九十九里浜のなるべく北の方ということで、蓮沼公園の海岸に陣取りました。流星観測とおぼしき先客の車が一台海岸 にいましたが、海水浴場の海の家のかげに車を止めて月が沈むのを待った。

この間、雲の合間に冬の星座がきれいに見え隠れする。22時になったら観測開始のつもりでいたが、次第に雲の切れ間が少なくなり、観測開始を23時からに変更。 その間にも流星は一つも見えず。この間にも時々我々の車の近くへ来ては、しばらく停車し立ち去って行く観測者?の車の多いこと。流星の代わりに車の数を数えるならば、HR5〜10ぐらいか、これじゃ晴れていても写真撮影は全く無理だった。

24時になると雲の切れ間が全く無くなった。結局、1時頃にあきらめて場所を少し移動し仮眠した。2時になると、ついに雨が降り出してしまったので、観測を中止し帰途についた。ところが朝起きてみると何と晴れている! あわててメールを確認したが、流星雨は不発の模様であり安心?。

MUレーダーの電波観測でも顕著な活動ナシ。1972年のジャコビニ以来、日食は全勝だが、流星雨は全敗でした。