去年(1999年)は九十九里浜へ行って雨に降られたが、今年のしし群も惨敗でした。今回は去年と同じ理由から、暗い空と抜群の視界を求めて太平洋岸を目指し、銚子の犬吠埼(君ヶ浜)へ行
きましたがまたもや惨敗でした。アッシャーさんの予報は去年は外れていたが、今年はヨーロッパでの大出現を予報していた。結果的には日本で出現しなくて良かったのだが、予報は外れることもあるので
そう言う期待もあって、この夜の観測に臨んだのだった。
17日(金)の夜9時半にベタ曇りの中を予定通りに車で出発。天気予報の「午後から晴れて、明日は久々の好天気」との言葉を信じつつ、ひたすら犬吠埼へ向かいました。
しかし、天気は一向に回復せず、ずっと霧雨がぱらついていた。月があるのは覚悟していたが、雲が切れるのは夜半過ぎであろうと見込み1時から観測開始を予定。
君ヶ浜には駐車場もあり足場は良い。残念ながら灯台の光が周期的に照ってくる。この時に知ったことだが、灯台の光ビームは陸上側を照らさないように制限されていることが分かった。
さて、肝心の空は月すらも見えないベタ曇り。3時頃には雲を通してようやく月が見え出すが天候は絶望的。やむなく車の中で居眠りしながら時を待つ。4時半頃から雲のうすい隙間から時々星が
一つ二つ見える。せっかくここまで来たのでヒロシは4時45分から観測を開始、5時01分にアークツルスの横に待望のしし群の流星を確認。1等、群、痕あり。薄明が始まる5時半まで観測したが、結果はこの1個のみ。
ちなみにヨーコは、着いたとたんに夜食を食べて、後はずっとお休みで、去年に引き続き1個も見ずでした。
見えた星は、アークツルス、シリウスなど1等星以上の5個のみ。ヒロシ執念の観測でした。
観測地:君ヶ浜(千葉県銚子市) 最微星1等
観 測 デ ー タ |
観測時間 | しし群 | 散在流星 | 全流星 | 雲量 |
04:45-05:30 | 1 | 0 | 1 | 10 |
合計 | 1 | 0 | 1 | |