中欧旅行(プラハ・ウィーン・ブダペスト
8日間)2002
年7月7日(日)〜7月14日(日)ちょうどほぼ同時期に天皇・皇后がポーランドおよび我々と同じ
3カ国を訪問する。5日か6日の出発で約2週間だったか?旅行中にもCNNには出てこないし、現地でもあまり話題に上っていなかった。7月
7日(第1日目)成田空港第2ターミナル10時集合。9時58分着の成田エクスプレス1号を使う。東京駅内での移動に15分くらいは掛かる。
12:00発のスイスエアーLX169便でチューリッヒへ向かう。スイスエアーは確か今年の初め頃に倒産したはずである。名前はスイスエアーと名乗っているが,会社名はクロスエアーだ。一応調べてみるとAAのパートナーエアラインであったので、帰国してからマイル請求してみることにした。チューリッヒでマレブ・ハンガリアン航空に乗換えブダペスト着
21:40 時差は7時間。ホテルは
Hotel Danubius Thermal Conference HELIA 。サマータイムのせいもあり夜は9時を過ぎてようやく暗くなる。ブダペスト到着時は相当疲れていたので、バスで走る市内は余りよく見ていないが、ドナウ河に掛かる橋と沿岸の建物がライトアップされていて、きれかった。7月
8日(第2日目)8:30
半日市内ツアーに出発。バスがホテルを出たすぐのところにスーパーマーケットを発見。最初に英雄広場へ行った。この後、漁夫の砦、マーチャーシュ教会、ブダ王宮を訪問。思いの他、暑い。寒さ対策はいろいろ講じて来たが、暑さ対策はしておらず参った。市街地の中心部のレストランで昼食。
昼食後、皆と別れてドナウ河のクルージングに。河から両岸の歴史的建物を観賞し、
24ヶ国語の音声ガイド付き。マグリット島をぐるっと回って8kmぐらいの1時間コース。その後、ヴァーツィ通りを通って中央市場に行った。中央市場でチェスの駒を買う。5時を少し回っていたので殆どの店がしまいかけていた。地下鉄にFerenciek Tereから乗る。自動販売機が有るのだが、どうも調子が悪く切符売り場は長い列。コインを入れる部分が少し変わっているが、恐ろしく応答が遅い。ヨーコがトライしてやっと買うことが出来た。ホテルの最寄り駅Dozsa Gyorgy utで下車。地下鉄は冷房がなく暑い。我々だけが異様な雰囲気で目立っている。つり革が固定されておらず、一部はひきちぎれ無くなっている。決してきれいな地下鉄とは言い難い。が通勤客が帰宅中で治安はそれ程悪いとは感じなかった。ホテルは一応プール付きとのことでヨーコさんは水着を準備して来ていたが時間がなく泳がなかった。夜はバスでブダ側の山の上(ゲレルトの丘)チタデッラという要塞の跡にあるレストランでジプシーの音楽とダンス付きの食事。しかし騒々しさとチップ請求のいやみが感じられ気分は良くなかった。花売りの少女がバラを売りに来たが買わなかったためにヨーコさんのご機嫌悪し。
7月
9日(第3日目)8:00
ホテルを出発。ブダペスト南駅へ行く。ここからケルン行きのユーロインターシティ国際列車でウィーンへ向かう。駅で少ない最後のフォリント硬貨を使う。1等だが6人のコンパートメントで男は私1人だけ。オーストリアの国境を超えたので食堂車へ行ってビールを飲もうとしたが、予約席とのことで結局コーラで乾杯した。途中窓から時折りひまわり畑が見えたが、花はまだ小さかった。ウィーン西駅に
12:10到着。ここでツアーの皆と別れてやっと自由行動へ。ツアーのメンバーはシェーンブルンほか市内観光、夕方にホテルにチェックインするので時間を合わせてホテルにて17:30合流することに。早速地下鉄にて前回行けなかったドナウタワー(165m)に。風が強くて揺れていた。ドナウ河を越えてウィーン市街を望む。ここの公園にはミニ列車が走っているが、乗らず。日本から送られた桜の木が1000本植えてあると石碑に解説されていた。タワーの上にバンジージャンプがあった。ウィーンの地下鉄は慣れているので、なぜか親しみがある。昼飯は駅の前のパン屋でサンドイッチを食べる。この後、ウィーン市街へ戻りシュテファンプラッツで降りて、エンゲル薬局へ。地下鉄でウィーンミッテ駅まで行って、ウィーン天文台へ。途中で路上にロシアの戦車が展示してあり驚いた。オーストリア応用美術館でロシア展をやっているのでその宣伝の為である。ウィーン天文台は残念ながら折角行ったのに、改装工事中で外からドームのある建物を眺めただけ。中央郵便局へ行ったが、入り口が判りにくい。暑いので少しここで休憩、何種類かの切手を買った。もう一度シュテファンプラッツに戻り、ペーター教会を見に行く。ペストの記念碑の前にスウォッチの店がある。前に来てミュージコールを買ったところだ。shiの時計を捜すが欲しいのは別の店に在庫があるとの話し、ケルントナーシュトラーセの別の店に行く。70ユーロ以上だと免税扱いに出きるとの事だが、知らなかった。
ホテルはベルベデーレ宮殿の近くにある
SOFITELだが、どちらかと言えば観光よりビジネスの感じでロビーも狭い。前に泊まったインターコンチネンタルとは近い。夜はシェーンブルン宮殿の温室でクラシックコンサート。ところがウィーンはこのところ観測史上初めてというくらいの暑さ。温室というくらいだから冷房装置もなく
500人の聴衆で熱気ムンムン。皆うんざりの我慢大会。それでも生演奏は素晴らしく、歌やダンスもあって値段が高いのも納得できた。7月
10日(第4日目)朝はまずホテルの近くのベートーベン像を見て、市電
D線の乗り場へ、トラムに乗って、ベルベデーレ宮殿の庭に。ちょうど開いたばかりで観光客が集まってくるところだった。時間がないので宮殿には入らずに再びトラムに乗ってリンクへ。ここで乗り換えて左回りに大回りしてウィーン大学へ向かう。間違って一つ手前で降りたからノートルダム寺院のようなヴォティーフ教会を離れて見ることが出来た。ウィーン大学は建物が工事中の足場で覆われていたが、中に入ると売店はやっていた。絵葉書と大学のTシャツを購入。中庭にあるフロイトの胸像を捜したが見つからなかった。その代りシュレディンガーの胸像と一緒に写真をとることができた。この後リンク沿いに市庁舎、国会議事堂、マリアテレジア広場を経て美術史博物館へ行った。前回発熱のため断念したので今回の大きな目標であった。市庁舎では前の広場でフィルムフェスティバルが開催されており、各国の食堂ブースがならんでいて、ビールを飲んだ。美術史博物館では主にエジプトとレンブラント・ラファエロ・ルーベンス・ブリューゲルなどの絵画を見た。昼飯はここのカフェで食べた。続いて向かいの自然史博物館へ。鉱物標本の数は中途半端じゃない。特に隕石コレクションは一つの部屋を占有するほどあって、飽きるほど。かなり疲れて来たので、この後は最短距離で昨日のスウォッチの店に行き、免税書類を作ってもらう。
帰りに
SPAを捜し、ビールと水、食糧を買い込む。因みにホテルの部屋にはクリムトの「接吻」が飾ってある。7月
11日(第5日目)7:45
出発。ウィーン空港へ。10:10のチロリアン航空OS5705便でプラハへ。チェックインは個人単位だったので、UAのマイレッジを登録できた。これも小さな飛行機だったが双発のジェット機。空港からプラハ郊外35kmコノピシュチェ城へ。バスは丘の麓についたが、健脚組み4人は直行登山で城に向かう。武具や剥製が展示してあるが、剥製と居室を見学した。剥製は女性には不人気だった模様。城の外には猛禽類を見せている業者がいたが、日本語でオオタカ、ノスリ、チョウゲンボウ、ハヤブサと説明してくれたのには驚いた。ホテルはクラウンプラザで地下鉄の終点駅
Dejvickaから市電に乗り換えてさらに終点にあるかなり郊外である。ホテルの建物は共産圏にあったときに共産党のビルとして使われていたところで立派な建物だ。ホテルにチェックイン後、小型ワンボックスで旧市街のビアレストランで食事。世界で一番のビール消費国はドイツでなくチェコだそうで、バドワイザーはチェコのビールだそうだ。7月
12日(第6日目)朝食は天井の高い広間のような食堂でバイキング。食べ物の種類も豊富だった。
プラハの王宮へ。聖ヴィート大聖堂、プラハ城、旧王宮、黄金小路を見てカレル橋へ。黄金の小路と呼ばれる狭い路地にはカフカが住んでいたという店がある。その2階部分は武具の博物館になっていて見るのは只だった。そこで石弓の射的をやっていてヨーコと一緒にトライ。5発で50チェココルナ200円。なかなか良い思い出になった。時間があったらもっとやったかも知れない。その後土産屋でステンドグラスを買ったら皆との集合時間に遅れてしまった。
これだから団体旅行は面白くない。
旧市庁舎の12時の天文時計の仕掛けが動くのを待つ。仕掛けの動きはホンの一瞬で14秒とか、この後ボヘミアンガラスの免税店につれて行かれて、流れ解散。荷物があるので一旦ホテルへ戻って休憩し、出直す。地下鉄はブダペストよりましだった。バーツラフ広場から中央郵便局へ寄り、火薬塔を経て、市庁舎へ戻り塔に昇った。時間が遅かったので時計は見れなかったようだ。郵便局にはフィラテリーの窓口があったがそこは時間が遅く(17時過ぎ)閉まっていた。後はスーパーのテスコとクローネに行って、土産、ビール、水、食糧の調達。ヨーコさんのTシャツの気に入ったのが無かったが、ホテルの売店で
600コルナの天文時計があった。たぶん150〜200クローネ位かと思われたが、最後のコルナを使い果たしてUS$を足して購入。不足は$4位だと思ったが$5取られた。やはりホテルは高い。7月
13日(第7日目)朝は早過ぎてレストランが開かず、つまらないランチ
BOXが支給された。ホテルの朝食とは大違い。プラハ発
8:40のチロリアン航空OS-5704でウィーンに。一応国際便だが、食事はジュース程度。1時間もしないうちに着くから仕方がない。乗り継ぎが長く4時間くらいある。TAX REFANDの処理を受けるために一旦国際線ターミナルに出るが再入国して売店で時間をつぶす。この空港はどう言う訳か国内線ターミナルの方が店も大きく多い。13:50発OS-51便。成田へ。7月
14日(第8日目)成田到着。帰りは成田エキスプレスの予約を取っていないので、エアポート快速で帰ったが、やはり時間は掛かる。
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