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ヨーコとヒロシのスイス旅行(200078日〜15日)

7月8日(土)

折からの台風3号の接近により、悪天候である。TVのニュースでは国内線は殆どが欠航となっている。催行されるかどうか日本旅行の成田空港事務所に電話で確認。今のところ飛行機が飛ぶ限り催行するとのことで、自宅を出発した。強い風雨の中、成田には予定どおり着いた。しかし、案の定、飛行機の出発は1時間遅れて12:05。チューリヒ到着は予定時刻より20分遅れただけで17:00頃であった。ホテルはチューリヒの郊外でテクノパークを建設中のところ。観光用ではなく清楚なビジネス用またはカンファレンス用の施設。会議室はあっても売店もなく単に泊まったのみ。

7月9日(日)

朝、ホテル近くのガソリンスタンドにミニスーパーマーケットがあるので散歩がてらに行ってみた。9:30バスにてチューリヒ市内の観光に出発。チューリヒには1995年のイタリア旅行の帰りに立ち寄って1泊したことがある。ローマからの帰国便が無かったことによる調整のため、夜に着いて次の朝に出発したので市内を見るチャンスは全くなかった。

この日は旧市街へ行きフラウミュンスター教会、大寺院、時計塔のあるザンクトペーター教会を見る。チューリヒ湖から流れる川の両岸のオールドタウンを少し見ただけ。次いでルツェルンに。ここでは切手商の店の前で超小型の軽自動車?を見つけた。面白いので写真を撮る。屋根付きの木造の橋で途中で折れ曲がった様なカペル橋が有名でこれを渡る。最近火災で焼けた部分を修復していたが黒く焦げて残った部分がある。氷河で削られた岩壁に彫刻された「瀕死のライオン」記念碑、旧市街の市庁舎を見る。何かお祭なのか、町中いたるところに蛙の置物が置いてあった。ルツェルンの郵便局に行ったがここにも置いてあった。どういう訳か近くにイギリスのポストもあった。

ピラトゥス山を後にブリエンツ湖畔を経てインターラーケンに至る。そのままグリンデルワルド到着。夜はミートフォンデュ。

7月10日(月)

グリンデルワルドはユングフラウヨッホのすぐ真下にある。スーパーもあるし、土産物屋も多い。登山電車に乗り途中のクライネシャイデックで乗り換え、標高3454mのユングフラウヨッホへ登る。アイガー北壁のトンネルの中に駅があって絶壁から外部を覗くことができる。どこへも行けない観光のためだけの駅である。さらに登ると頂上駅である。ここから地下トンネルを経て頂上のスフィンクス天文台に行く。外に出ると何と猛吹雪で寒い。視界はまったくダメでせっかくのチャンスだったが残念である。二人とも真夏の吹雪に圧倒された。ユングフラウヨッホには氷河を削った地下芸術があり、駅には日本のポストが置いてあった。帰りは頂上駅から途中の駅で降りて、ハイキング。氷河を目前に雪の切れたあたりから高山植物が咲く中をテクテク歩く。他のメンバーも歩いてはいるが遅い。さっきのクライネシャイデックで全員合流。再び登山電車でグリンデルワルドに戻る。

天候があまりよくなかったのが残念。自由行動だったので、反対側の山にロープウェーで登った。ここでも霧が出て雨が降ったり、殆ど乗っている人はいなかった。

7月11日(火)

グリンデルワルドを出発。アンデルマットへ向かう。途中の峠越えで休憩するも、天気が悪くまた雪が降ってきた。途中の小休止で氷河見学(名前を忘れた)。氷河の表面は汚れて黒ずんでいたが、中に入ると青い氷に包まれ幻想的だ。アンデルマットで氷河特急に乗りツェルマットへ。約3時間の旅で到着。氷河特急といっても別に車窓から氷河が見える訳でもない。昔はフルカ峠の上から見えたようだが、今は峠の下のトンネルを通過する。ツェルマットはヨーコと必ず二人で来たいと思っていた所だっただけに懐かしい気がした。残念ながらマッターホルンは雲に隠され見えなかった。

7月12日(水)

登山電車でゴルナーグラートへ登る。晴れていたらきれいなマッターホルンが眼前に迫って来るのに、雲のため全く山が見えない。グルナーグラート天文台で、ヨーコにもし晴れていたらあの辺に見える筈だがと言ってみても全くむなしい。おみやげショップで時間をつぶすしかない。グルナーグラート駅にも郵便局があるので、切手を買いに行ったが全く不親切で記念スタンプも押してくれない。それでもマッターホルンの切手を貼った封筒は売っていたので買って出す。登山電車でそのままツェルマットに戻り、ロープウェーでクラインマッターホルンに登ることにした。ロープウェーのチケットはどれにでも自由に乗れるパスを買った。さすがにクラインマッターホルン3884mは高い! ロープウェーを降りてトンネルを抜けるとイタリア側に出る。スキーをしている人がいる。空気が薄いので少し歩くと頭がふらふらしてくる。せっかく来たのだからとエレベータと階段を登って山の頂上へ出た。狭い展望台があった。天候は相変わらず悪く眼前に有る筈のマッターホルンはもちろん周りは何も見えない。突如としてキリストが貼り付けされた十字架が立っていた。ヨーコは天国に来たのかと思ったと言う。階段を登ったので二人とも息切れし、頭がボーっとしている。富士山より高い所は初めてだった。マッターホルンには未練があったのでトロッケナーシュテーグ駅を経てフーリまで降りて、シュバルツ湖のあるフルックまで、またロープウェーに乗った。フルックで晴れるのを待つ。時々雲の切れ間からマッターホルンがチラっと姿を見せた。高山植物の中にエーデルワイスを探す。名前は聞いても実物を見たことがない。最近はめっきり減っているから見つけるのは難しいとガイドも言っていた。が、何と見つかったのだ。一つ見つけてしまうと、後は結構そこらに見つかった。フエルトの布で作った造花のような小さな花だった。

郵便局に行くとイヤーセットが売っていた。印字切手も買った。みやげをヴェガで買う。ヨーコのコンタクトレンズの洗浄液を薬局で買う。

7月13日(木)

朝出発前にマッターホルンが見えていると聞いてあわてて写真を撮りに行った。目視は出来たが写真にはうまく写らなかった模様。電車で1駅戻ってテーシュへ。ツェルマットはバスが乗り入れられないため、ここでバスに乗り換える。これからレマン湖の湖畔にあるシヨン城に行く。後ろにはモンブランの山が雪を頂いて遙かに見える。シヨン城の見学時間は短くて最後はバスまで走って戻った。昼はグリュイエールの村でラクレット(ジャガイモとチーズ)。グリュイエール城の周りを一周して散歩した。

ジュネーブ市内ではバスの車窓観光。国連本部、ILO本部、花時計、英国公園、大噴水など。オーヴィーヴィー公園では園内散策。ホテルはジュネーブ市内から離れた所で空港の近くだった。近くに大きなスーパーがあったので行ってみたが、スーパーマーケットと言うより日用雑貨店だった。

7月14日(金)

ホテルが不便なところだったのでジュネーブ市内に出るにはタクシーに乗るか鉄道に乗るしかなく、もちろん我々は電車。ジュネーブのコルナバン駅を起点に市内見物。まずジュネーブ大学へ行って生協の売店を探すも見つからず。ここではフランス語圏なのでだれも英語が判らない。夏休みで学生もいない代りに職員もいない。別の建物を教えられそちらへ行ったが、やはり休みで目的を果たせず。大学の庭に続く公園にあった宗教改革記念碑を見て、サンピエール大聖堂へ。北の塔に登りジュネーブを一望。ハトより少し小さな鳥がたくさんいて窓にぶつかり死んでいた。この後自然歴史博物館へ行った。アンモナイトの化石や巨大な黒水晶など鉱物関係が充実している。途中やや小雨に降られ傘をさしながら市内を歩いて巡った。殆ど無駄な時間なく再び国鉄で空港駅へ向かいホテルに戻り出発。

ジュネーブ発18:10のスイスエアーでパリ着。JAL416便にて成田に。

7月15日(土)

成田空港16:02到着。

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