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ヒロシのオリエン・ツボリ日記 更新日: 2012/10/25

還暦を迎え、正式にM60に仲間入りしたというのに、オリエンの成績は一向に冴えない。

というよりも、益々技術的退化が認められる。

要するに下手ということ。それにしても、下手になるというのは、過去には余り経験がない。通常は練習すれば、上手くなるのが、スポーツの世界だと思っていた。

難しいことだが、理論的に考えて解決のヒントになるならば、反省するのも意味はあると思う。ところが今まで、過去の反省が活きたことはなく、頭と足は全く別の行動をとるので、全く意味がないかも知れない。

同じコースでヨーコに敗北したことを機に、自分のオリエンを見直す契機としたい。(2009年2月9日記す)

 

2012年10月14日(日)中日東海ブロックOL大会  地図「水別」
 クラス M50A 4000m UP250m ツボ:3コ/11 ロス1+4+17分 ミス率29.1%

2→3 鞍部から小さな尾根を越えた沢。ただしよく見れば2つ目の尾根だった。ショートし一つ目の沢にはまってしまう。
5→6 直進しても300mほどの道のないコース。迷うのを避けて道路まで回避。四角形の3辺を行く非効率さ。道路部分が短くて大きく時間ロス。
6→7 直線距離800mのロングレッグ。ただし途中からは明確な広い道ルートがある。一方では谷沿いの水系ルートも不鮮明ながら読めた気がした。6番からの脱出で方向を間違えて、そのまま不鮮明ルートを辿って現在地をロスト。道に出て修正のチャンスはあったもののそのまま沢を南下、やっと出た小道で走り過ぎてオーバーランして戻った。

【解析】
3番 途中に小さな尾根があるのにこれを越えただけで目的地の尾根と混同し、しかも尾根上を探していた。地図を見てすぐに気付き大きなロスにはならなかったが、もったいない。
6番 特にツボった訳ではないが時間が掛かり過ぎ。道に出てからのアタック点からと5番からのアタックでは殆ど等距離であり、遠い道に出ることのメリットが何も無かった。無駄に時間をロスしただけ。
7番 完全に地図読みのミス。ロングレッグでしかも道ルートが存在したのに、無視してしまった。道に出るためには尾根を越えなければならなかったが、鞍部の通過でそれhpど負担にならないルートがあった。脱出時に他の人と競ってしまったので冷静に地図を見なかった。さらに遅れを取り戻そうとして雑になり、何度も道に出るチャンスを逃してしまった。走り回っただけで大きくロス。

【対策】
脱出の時に冷静に地図を読み、複数のルートの優劣を見極めること。誤ったことに気付いたら意地を捨てて、素直に修正するゆとりを持つこと。

2012年9月30日(日)朱雀OLC20周年記念  地図「青年の城」
 クラス M50A 2600m UP150m ツボ:3コ/11 ロス6+11+7分 ミス率35.3%

4→5 ロングレッグの道走りから見通しのきかない薮エリアに入るが、進行方向が90度違ってしまい、結局もとの給水所に戻って、今度は慎重に攻め直した。
5→6 道のないエリアで複雑な微地形の地帯に突入。ルートを間違えないように水系を東進すべきところ、誤って南進した。その後尾根に上って、同じ場所をうろうろし時間的にロス。
7→8 尾根道を辿って南下すべきところ、沢に下りてしまって隣ポに遭遇。現在地をロスト。そのまま沢を南下して南端の沢から逆に辿って8番を発見。

【解析】
5番 現在地の判明している給水場所からのアタックであるのに、地図をよく確かめずに薮に入ってしまったこと。そこで水系を辿るが、水系の方向が全然違う。気付くと北へ向っている水系だった。元に戻る判断は正しかったが、大きなロスをしてからのことで、もったいない。
6番 これも道がないので水系が頼りだったが、水系の分岐でルートを誤った。コンパスで水系の方向を絶えず確かめていたら、90度も違うところに行かないはず。止む無く尾根に上って地形を読んだが現在地をロスト大幅ロスに。
8番 尾根道を南下した先にポストはあるが、微地形で小さな尾根が複雑に分岐。正確にコンパスを使うべきだったが、下る場合は沢ルートが定石。結局は沢に降りてしまい隣ポ発見。沢を南下してやがて現在地が判明した。

【対策】
台風が来ている雨降る中、条件は非常に悪かったが、道がないエリアでは沢辿りまたは尾根辿りでテクニックが問われる。失敗の原因は頻繁なコンパスワークに寄らずに直感的な方向だけで進んだこと。水系と尾根道と同じ要因で大局の方向感覚を維持できなかったのが原因。眼鏡が曇って地図が非常に見にく何度も眼鏡を外して地図を見たが、コンパスによる方向確認をしなかった。ツボッた時には、地図上での位置確認とコンパスによる方向確認を頻繁に行うこと。

2012年8月19日(日)洞峰公園・赤塚公園  地図「赤塚公園」
 クラス M 1000m ツボ:1コ/18 ロス2分 ミス率約8%

15→16 公園内の道の分岐で右の細い道に入るのをミスし、次の分岐の16番が見当たらず、取り忘れて17番に向ってしまう。17番のパンチ前に番号を確かめ、16番の取り忘れに気付いて戻った。2分のロス。

【解析】
16番 18ポストの終盤で気が緩み、道の分岐と思って広い道を進んだ。実際には広い道から分岐した狭い道に入るべきところ、追い込みに走ったのが、地図をよく読まなかったのが大きな原因。

【対策】
パークOでは、わずかなミスが勝敗に影響する。地図を見ていれば小さな山の右を走るか左を走るかで分かったはず。地図の上での確認を行うこと。

2012年8月6日(月)OC三日練一日目  地図「炭釜林道」
 クラス M 2900m UP250m ツボ:4コ/10 ロス5+11+2+9分 ミス率32.3%

3→4 道の交点で位置不明になり山の尾根の道に登り、尾根から攻めなおすロス。
4→5 道から尾根に出ようとしたが位置不明で攻めきれず、2回アタック。諦めて道走りの別ルートを選ぶ。
6→7 並行した道ルートが2つあった。直線で斜面を降りてアタック。ミスはないとおもったが、時間的にロス。
7→8 道から沢に入るが、ショートであった。高圧線の鉄塔に気付いて現状復帰。時間的に大きなロス。

【解析】
4番 道の分岐と思って進むのをやめた。実際にはさらに30mの位置にポスト。自信が持てなかったのが大きな原因。
5番 特徴的な曲がった尾根の先。この尾根に入る時に迷いが生じた。2回入ってみたがロスト。道に戻って攻め方を変えた。さらに進んでトライした2度目の入り口も結果的に同じ場所で岩があり自信がなくなってしまった。
7番 大半が道走りでスピードアップ。ミスはなかったが、ルート上道なき急斜面を選んだところがあり時間的に大幅ロスに。
8番 地図にない大きな造成道があった。これを進むと行き止まり。止む無く斜面を登って離脱。道に出たが大幅にショートして沢に入ってしまう。地図をきちんと見れば、アタックポイントは鉄塔を過ぎたすぐの沢。鉄塔も通らずに早く降りてしまった。

【対策】
この日は雨の降る中、眼鏡が曇って地図が非常に見にくかった。いちいち眼鏡を外して地図を見なければならず、殆ど地図を見ることがなかった。ツボッた時には、地図上での位置確認を頻繁に行うこと。特に斜面やヤブの通過中に方向が狂うことが多いので、アタックポイントを確定して、的確に攻めること。

2012年2月25日(日)サンスーシ大会  地図「萩山林道・風のつり橋」
 クラス M50A 3900m UP150m ツボ:3コ/23 ロス2+14+1分 ミス率33.3%

1→2 途中でコンタリングを止めて上の道に登り、道から攻めなおしてゲット。遠回りで若干のロス。
7→8 コンタリングの途中でデフを見てヤブの北と早とちり、別のヤブに目を取られ別ポストを発見。現在地ロスト。復帰できず下の道に出たが、道と柵の特徴が有りながら判定をミス。別の道と思って逆行する。
18→19 山エリアから公園エリアに変わり、細かい植え込みのある複雑な地形。周りに多数の隣ポを発見。ウロウロして探し回るロス。

【解析】
2番 大きなミスはなくルート選択上のロス。
8番 コンタリング中に見つけたポストは確かにヤブの北であったが、50m以上も降りたところで明らかに別ポストとの予測はあった。これを見た後の地図読みがずさん過ぎた。実際はショートだったのにさらに戻って、道に出たときに判断ミス。道の突き当たりに柵があり、ゴルフ場が見えたのに、柵の位置を判定ミス。別の道と勘違いしてショートだったのにさらに戻ってしまう。致命的ミス
19番 後半の公園ルートでスピードアップ。地図を注意深く見る必要があったのに、植え込みの角を探して回ることに。その挙句、隣ポをとって復帰できず時間ロスに。

【対策】
別ポでツボッた時は、ミスを素直に認め、地図上でツボるまでのルートを確認し、むやみに動かないこと。多くのヒントの中に現場と一致する事実が見つかり合理的な脱出が出来るはず。

2012年2月19日(日)早大OC大会  地図「二子」
 クラス M60A 2700m UP115m ツボ:3コ/12 ロス2+5+9分 ミス率34.7%

2→3 沢を横切って別の沢に入るところで、隣の沢に入ってしまう時間のロス。
3→4 ヤブを目標にコンタリングで移動。別にヤブを目標と見誤って大きなロス。さらに下のヤブを探しに降りて無いことがわかり現在地が判明ミスに気付く。
10→11 10番で先行のO氏に追いついたので後を追わずに別ルートでコンタリング。これが大きなミス。本来単純な道ルートだったのに時間ロスと隣ポ発見で現在地ロスト。

【解析】
3番 3番を目指す時に、かなり近くまで行ったのに沢を意識し隣を探しに行ってしまった。
4番 3番を取った後、直感的に見えていたヤブを目指したが、地図を良く見れば、さらに奥の遠い方のヤブにポストはあった。動き始める前に方向を確認していれば気付くことができた。
11番 簡単な道走りルートだったのに、O氏の後を追って道まで下りる時間を惜しんだためコンタリングを選ぶ。このことが既に間違いであることが何故わからなかったのか。明らかに道ルートが早い。その挙句、道を越えてしまい400mのルートロス。隣ポをとって現在地不明のまま復帰できず。致命的ロスに。

【対策】
今回の大ミスの原因は、心理面での敗北にある。追いついたなら着いて行けば良いだけ。しかも次のポストは道の交点であり道ルートが早いのは実証済み。

2012年2月12日(日)中日東海ブロックOL大会  地図「岐阜県百年公園」
 クラス R3 3300m UP250m ツボ:2コ/14 ロス2+1分 ミス率10.4%

10→11 道から沢を降りるベストルートがあったが読めず、遠巻きのルートをチョイス。横移動のコンタが100mあって時間ロス。
11→12 道への脱出ルートは急坂の短いルートを選択、しかし次の目標ポストへは遠くなる方向。わざわざ200mも距離を伸ばしてしまったので、ミスはないがロス。

【解析】
11番 13番を取った時に、若い学生と競ってしまい、番号を確認せずに急斜面を駆け降りてしまった。そのため何番を取ったのか分からなかった。斜面がきついため戻るのにも時間を要した。
12番 ルートは簡単な道走りのみ。単純にルートの長さだけで差が付いた。

【対策】
脱出ルートの選択は次のポストが近くなることを念頭に置く。

2012年1月29日(日)第4回昇竜杯  地図「東三河ふるさと公園」
 クラス R3 3500m UP205m ツボ:5コ/13 ロス6+1+2+5+1分 ミス率25.5%

2→3 道からのアタックだったが、道のカーブを取り違えて150mものショート。竹ヤブの中で道を探すがない。下の方に別の小屋があったので間違いに気付かなかった。
3→4 800mほどのロングレッグで後半が登り。地図の空き地を見間違えて、100mのショート。鉄塔を見つけて現在地リロケート。
7→8 途中の道からコンタリングで攻めるのを止めて、尾根の上の道まで登って現在地を確認。そこから降りたのでややロスタイム。
11→12 11-13-12と直線上に並べたまったくトリッキーなポスト配置。これに完全に引っ掛かった。13を取ってすぐに山を降りゴールを目指すが、ここでEカードを見るとまだ次が13番。今のは何番か?と地図を見れば、まだ12番を取っていない。13番ポストまで引き返して番号を確認し12番へ向った。
12→13 今まで来た逆ルートで13番に戻ろうとしたが、斜面のコンタリングで遠回りだった。尾根ルートに変更してアタック。

【解析】
3番 後から何人かも入って来たので、気付くのが遅れた。車が通れる立派な道がないのだから早く気付くべきだった。アタック点の道のカーブが特徴的だったので、もう1箇所あったこに気がつかなかった。
4番 下の道路から一気に登り道、ロングレッグだったので途中の開けた場所で頂上と勘違い。冷静に地図を見れば頂上であるか、建物があるかで識別できるのに、思考力停止状態であった。正しかった判断は鉄塔を探したこと。携帯電話のアンテナ塔が見えて復帰。
8番 余り大きなミスではないが、やや遠回りであり探すのに少し時間が掛かった。
12番 13番を取った時に、若い学生と競ってしまい、番号を確認せずに急斜面を駆け降りてしまった。そのため何番を取ったのか分からなかった。斜面がきついため戻るのにも時間を要した。
13番 12番は13番からのコンタリングでは、かなり回り込んだ位置にあり見つけにくい。これを逆走しようとしたのが失敗で13番に戻るのに時間を要した。

【対策】
道からのアタックはもう一度地図を見て類似地形がないか要注意。目標ポストが無いことが分かれば、自分がツボッたことを前提としてアタックからのルートを再確認すること。

2012年1月22日(日)福岡県OL大会  地図「北九州中央公園」
 クラス 壮年MA 2800m UP190m ツボ:3コ/16 ロス3+3+2分 ミス率14.5%

9→10 道から降りるポイントの確認をミス50mのショート。特徴的なガケが無いことに気付いていたが生かせなかった。
10→11 目的の尾根は一致していたが、かなり下を探して見つからず、上の道まで戻ってアタックのやり直しで発見した。
13→14 上の道まで5mぐらいだったが上がらずに急勾配の斜面をコンタリング、以外にヤブくて進めず。結果的にオーバー。下の道と池が見えてやっと現在地復帰。

【解析】
10番 雨のため眼鏡が曇って見難かったが、道のカーブからアタックすべきところ、手前の直線部分から降りていったミス。アタック前に地図を確認せず、一つ手前の尾根を下った。
11番 隣の尾根は合っていたが、等高線がかなり高いところだった。隣の尾根への移動しか考えておらず、コンタより低い位置に下りてしまった。
14番 斜面がきついため横移動に気を取られた結果、沢を見落としてしまいオーバーした、道に出るべきだった。

【対策】
雨の日はツバのついた帽子が必要。アタック前に必ずもう一度地図を見て目標ポストまでのルートを確認すること。次のポストの高低差を頭に入れておくこと。

2012年1月8日(日)愛知OLC大会  地図「小幡緑地」
 クラス MV 3400m UP140m ツボ:1コ/12 ロス2分 ミス率9.6%

8→9 ロングレッグの後で疲れたところ、ほぼ近くまで行ったが少し離れたポストを発見。地図から大きく違うと思いつつ取りに行ってしまう。番号違いを確認してからアタックするも時間ロス。

【解析】
9番 このポストは道際にあったから設置ミスではなく、明らかな別ポストだった。地図を確認すれば取りに行くのが無駄であることは明白だった。

【対策】
明らかに隣ポと分かれば、見にいかないこと。

2011年12月24日(土)上尾の森ナイトO大会  地図「ベアリス」
 クラス LMA 3200m  ツボ:1コ/23 ロス7分 ミス率30.3%

11→12 大学キャンパス内の200mほどのレッグ。ナイトOで見にくいハンデはあるが、ヤブを切ったところで右折、柵沿いに直進のコースで、方向を70度もミス。そのままマップアウトで400mも走る。ミスに気付いて構内に戻るが現在地ロスト。致命的ロス。

【解析】
12番 暗いライトで地図が見えなかったこともあるが、11番からの脱出でヤブを抜けたのが間違い。少し迂回すれば白いところがあったし、フェンスを間違うことはなかった。フェンスの横を走っている安心感と他にも2人ほどがついてきたので、地図を確かめなかった。この追走者がいたために途中で地図を確認できなかったのが大きな原因。構内にカムバックした時点で地図を明確に確認すべきだった。

【対策】
追走者がいても地図を確認すること。ヤブルートは避けること。

2011年12月4日(日)ウエスタンカップリレー大会  地図「三木山森林公園」
 クラス MIX-b 1900m UP80m ツボ:2コ/13 ロス2+2分 ミス率18.4%

3→4 道伝いの山登りのコースで、山の平坦部の道の分岐でミス。2つ目の分岐で沢に降りるべきところを1つ目で降りた。当然あるはず無くロス。 一旦道に戻ったのに次の分岐に気が付かず2度目のアタック。
11→12 道の曲がりから右手の沢を取るコース。ところが、道の選択をミス。違う道の反対側でロスタイム。

【解析】
4番 パークOにしては超ロングレッグ。しかも長い上り坂。途中で歩きそうになるのを我慢して山を登り切ったところで、頭に空白が生じた。 道の分岐点で左前方の沢に下りると覚えていたから、そのまま降りてウロウロ。半分冷静になってもとの道に出て、分岐点から30mを 確認しアタックのやり直し。ここで地図を見て分岐が早過ぎショートしていることに気付いたが時すでに遅し。
12番 ポストは大きな崖の下。通る道を最後までフォローせずに途中の直角T字分岐を見落とした。途中から乗り換えるべきところを直進。曲がりから右にそれたが、 地図と合わない。冷静に地図を見て道の反対側にいることがわかった。

【対策】
アタックポイントでは確実なルートを地図にて確認すること。分岐では地図を見ること。

2011年11月27日(日)京大・京女大大会  地図「青山高原」
 クラス M50A 3100m UP240m ツボ:1コ/14 ロス2分 ミス率9.9%

7→8 尾根伝いのコースで、尾根の分岐でミス。右へ降りるべきところを左の尾根を降りた。水系を挟んだ隣の尾根にポストを発見、急いで 尾根を乗り換えたがタイムロス。

【解析】
8番 ちょうど分岐点で左方向から前を横断するA氏とクロス。ここで地図を見て降りるルートを決めなければならなかった。地図読みを惜しんで結局失敗。 道理でA氏は付いて来なかった訳だ。それを引き離しのチャンスと思い猛スピードで尾根を降りた。隣の尾根にA氏を見つけたが時すでに遅し。

【対策】
競っているときでも、分岐では必ず注意深く地図を読むこと。

2011年11月6日(日)インカレロング併設大会  地図「アルプス公園」
 クラス M60A 3600m UP255m ツボ:6コ/16 ロス1+11+16+12+2+3分 ミス率48.4%

3→4 遠回りの道ルートを選び山に登ってからコンタリングするも、ショートしロス。
8→9 別のポスト77番を発見、オーバーしたと思い戻ったが、実際はショートだった。
9→10 道の丸いカーブから位置の判定ミス。そのまま右往左往した。円形の平地など特徴的な地形があったのに先入観に潰れた。
12→13 急な崖斜面。上の道から攻めたが若干ショートで隣接ポストを発見。再度道に戻ってアタック。12分の大ミスが生じた。
13→14 斜面登りに懲りて、遠巻きの道ルートを選択。ミスではないが、2分のロスタイム。
16→◎ ラスポからゴールまでのテープ誘導区間であるにも拘わらず、テープを辿らずに直接ゴール付近まで行ってロスト。非常に珍しいケース。

【解析】
4番 特にミスとは言えない。道のない藪の直進でも登りなので、道ルートよりも悪いケースとなるリスクを含む。
9番 道を外れて攻め始めて違うポストが見つかった時点で、リロケートが必要だったが、ショートとの思い込みがミスを拡大した。
10番 道に乗っていたのに、どこなのか確定できないままにカーブを見誤ってしまう。ツボっていると判ってからの復帰も手間取った。後で地図をみて納得。
13番 尾根ルートの道に出て、位置を決めて攻めるが、急勾配の斜面のため降りる時に位置が狂う。そこで隣ポ発見。完全にロスト。道に出て攻めなおすもまた同じ隣接ポに出食わす。
14番 単純に判りやすい道を選択したのみ。その分遠回りして時間ロス。
ゴール 併設大会なので、ラスポもゴールも兼用している。何も考えることはなかったのに、思いつかなかった。何故か別に併設用のゴールがあると思った。

【対策】
道から外れて攻める際に、必ずリロケートすること。9番の別ポストも注意深く地図を読むとロストは避けられた。10番のロスも気付いた時点で地図を注意して見れば避けられたはず。

2011年10月30日(日)岡崎市民大会  地図「岡崎中央総合公園U」
 クラス M50A 3600m UP280m ツボ:4コ/11 ロス1+5+3+3分 ミス率19.3%

1→2 尾根ルートをとりつつ、途中から東の沢に入るべきところ、途中からヤブの中を西進する誤り。すぐに気付き修正したが少しロス。
4→5 バタフライループの1辺。尾根ルートをガイドに使ったが、ショートし見つけられず。
5→6 同じバタフライループの別の1辺。中心のポイントに戻られず。
7→8 これも同じループの1辺。尾根ルートを再度利用するが、方向に自信がなく迷いが生じた。

【解析】
2番 道のない藪の緩やかな鞍部が分岐ポイント。ここまでうまく来たのに、東の沢を忘れて少しウロツク。ヤブい地形の中をどう進むのか考えが無かった。
5番 尾根伝いがポイントだったが、ショートしたので探す場所を間違えた。。
6番 同じ尾根伝いで中心ポストを目指すが、迂回しているためルートに乗れず。外れてしまった。不鮮明な尾根道で正確にもどることが難しかった。
8番 尾根ルートで目指すが、途中の尾根の乗り換えにミスがあった。完全にロストしたが、白いフラットエリアに出てやっとリロケートできた。

【対策】
今回のループは中心点を3回も通るもので、全体の位置関係を理解しておくのが重要。同じような道を何度もアタックするのは頭が混乱するので、1回ずつ慎重に攻めること。覚えているようで記憶は全くあてにならない。

2011年10月23日(日)愛知スポレク2011OL大会  地図「愛・地球博記念公園」
 クラス MV 3400m UP75m ツボ:2コ/12 ロス1+2分 ミス率13.8%

1→2 山道から舗装道路に出たときにカーブの道を見誤りオーバーラン。次の道との交点を探して150mも走り過ぎた。
6→7 山から舗装道に出ると前方半分が公園エリアの立ち入り禁止区域だった。遠回りの迂回ルートで600っも遠回り、つぼった訳ではないが、時間の大きなロス。

【解析】
2番 地図をよく見れば公園に特徴的な湿地帯を横に見て緩いカーブを切ったので、方向の違いに気付くべきだった。結局観覧車の方向に向いて走っていた。気付くのが遅く300mの無駄に。遠因として、前走者に追いつき、追い越した後に引き離すためにスピードをあげたので、地図を読めていなかったことがあげられる。
7番 地図が見にくかったのでルートを吟味せず、道走りに徹して迂回したが、立ち入り禁止エリアの境界線が通行可能な1本の道であった。しかもポスト近くの道には横断指定ルートが記入されていた。地図読みでここまで先を確認していなかったのが原因。

【対策】
次のポストを目指すときには、長いルートであっても必ずそこへ通じているかどうかを確認すること。特に立ち入り禁止かどうかは、落ち着いてじっくり地図を読むゆとりが欲しい。2つとも道のコースなら、短いルートが断然早い。

2011年10月16日(日)OL鈴鹿大会  地図「鈴鹿スポーツガーデン」
 クラス MV 2360m UP110m ツボ:3コ/14 ロス9+4+3分 ミス率41.2%

8→9 前半はパークOの公園部分の走りのみ。8から山の部分に入り、9は道から外れた微地形の中の沢。現在地不明のまま動き過ぎて失敗。
9→10 尾根ルートで単純に道を目指すべきところ、道におりるところで南北反転? 東に降りるべきところを西に降りてしまった。田んぼに出て現在地が判明。同じ場所を戻る気にならず、少し遠い道走りルートを選択、少し白くなったところで山越えし道に戻った。Yoに出会う。
11→12 ロスを挽回するつもりで、道ルートでないコースを選択。再び道に出たときに思考停止。現在地に自信がないままウロウロした。

【解析】
9番 公園地区でスピードを上げたために酸欠状態に。いきなり微地形の難しい山エリアに飛び込んだ。山頂付近のやや平坦地で動いたことが現在地ロストにつながった。ピークがどの辺にあるのか冷静に辿っていけば見つけられた筈。
10番 折角ルートが読めたのに、勘に頼ってコンパスで方向を確認しなかったので、尾根から道に降りるときに反対方向へ向かいタイムロス。
12番 道をとおらず最短ルートに乗ったつもりが、ヤブを突き抜けることに。ロス挽回のため急いだ結果、道のどこへ出たか分からずにロスタイム。

【対策】
微地形で迷った時には、もう一度侵入路から辿り直す勇気が必要。当初のインプットされたイメージには間違いが含まれている可能性が高いので、まずリロケートしてルートを選び直すのがよい。動き回ると傷を深くする。

2011年10月9日(日)名大椙大OL大会  地図「亀山城と武家屋敷址」
 クラス M50A 2800m UP130m ツボ:1コ/13 ロス4分 ミス率14.7%

2→3 順調に来たが、舗装道路の曲がりから沢へおりる時に方向違いと距離をミスってオーバー。道から外れる位置が50mもずれてしまい、下の道に近づいたため戻る。

【解析】
3番 ポストはややヤブい沢にあったが、見つけにくいところ。2番まで飛ばしてきたところで道に出たのでスピードを上げたのがまずかった。道から外れる際に地図を確認せずに勘に頼ったのが原因。

【対策】
舗装道路ではスピードが出やすい。緩いカーブでは位置が決めにくい。1万分の1の地図では、より注意深くを止まって地図を確認すべし。

2011年9月11日(日)パークO滋賀大会  地図「源内峠」
 クラス M50 2400m  ツボ:4コ/11 ロス6+2+12+1分 ミス率39.7%

1→2 不鮮明な道で微地形の中の沢道をを東に進むが、地図の読み違いで並行している尾根道と錯覚。完全にロスト。特徴的な崖を見つけてリロケート。以後は慎重に尾根ルートを辿った。
5→6 ヤブルートしか目に入らなく慎重に脱出。時間がかかった。大きくツボったとは思えなかった。
6→7 近くまで順調に辿ったものの、50mほどショートし、また尾根道と沢道を読み違えた。行きにツボッた場所だ。
7→8 自分ではロスをした実感はない。尾根道から沢へ降りるのに、ややオーバーして戻りながら取った。

【解析】
2番 沢道を辿っていたのに、地図上では尾根の道を見て進んでいた。道の切れ目で自分が地図のどこに居るのか分からなくなった。ツボったと気付き地形を確認し、地図を良く見て現在地判明。以後は慎重に攻めてゲット。
6番 微地形を慎重に進んで5番をゲット。6へは道ルート以外にヤブばかり。舗装道路には通行止めのマークあり。従ってヤブルートを取った為にタイムロス。
7番 今回の最大ミス。崖の横を経て尾根道に出るのがベスト。しかし前に通った地形であることから沢ルートに入った。やはり地図を読めてなかった。
8番 尾根道に乗っていたのでロス挽回のため急いだ。確実なルートを取る為ややオーバーしてから探しながら戻る。しかし尾根から降りすぎていた。

【対策】
複雑な微地形では高低が反転しやすい。ミスの原因はサムリードが外れ凹凸が逆転したことによる。2番、7番で同じことが同じ地形で起こった。舗装道が使えるところは舗装道でも使うべし。

2011年9月4日(日)金沢大OL大会  地図「うさぎとたつ」
 クラス AX 2300m UP80m ツボ:2コ/23 ロス1+3分 ミス率32.3%

16→17 14、15番とややロングレッグが続き、16,17は建物近くの40mのショートレッグ。しかし17番が見つからず相当戻ってしまう時間ロス。小さな物置の陰にあって見つけにくかった。
19→20 18、19番はロングレッグ。20は50mのショートレッグ。すぐにオーバーランして行方不明。結局21番を先に見つけて、戻った。この2つのラップはYoよりも遅い。

【解析】
17番 地図を良く見れば建造物の大きさが違うのが4〜6つ小さな小屋と分かる。ところが道があるのにその辺りだけを探してウロウロ。緑のヤブと小屋のみに注目し道の反対側であることに気付かなかった。建物の間を抜けるのがベストルートでトップは12秒だった。
20番 円形の植え込みだが、勝手に丸い花壇と思い込んでしまい。横を通過しても気付かなかった。そのままオーバーしてゴール近くにいってしまった。21番からたどって行くと丸い植え込みがあり、その中心だった。地図を読まずに走ったのが原因。

【対策】
パークOでは少しのミスが命取りになる。ロングレッグの後の細かい地形では、一呼吸置いて、地図を見ること。大体近くまで行っているが探し回ることでオーバーしてしまう。到達前に止まって地図を確認すべし。

2011年7月31日(日)東大OLK夏場所第1日目  地図「菅生丘陵」
 クラス Middle 3370m UP230m ツボ:5コ/13 ロス3+2+2+7+2分 ミス率25.7%

2→3 川を渡った向かいの山の中。遠回りだが川を渡って川岸伝いにアタック。ロストしたわけではないが、走行困難。
3→4 東へ2山越えたポスト。直進ルートも考えられるが、山を降りてみちを使う。四辺形の3辺を走る。
4→5 100mのショートレッグ。直進せずにコンタリングするもショート気味。
10→11 10番までがロングレッグだったので、時間ロスを嫌って、ヤブの直進に変えてツボった。結局現在地ロストし、下の道まで下りてリロケート。
11→12 尾根道からのアタックがややオーバー気味。少し下まで降りすぎて修復に時間がかかった。

【解析】
3番。ルートを見れば、渡河点がもう一つあって、そちらがずっと道を使えるベストルート。足で稼ごうとしたが地図よりもヤブがひどかった。
4番 さっきのヤブ進行で懲りたので、遠回りの道ルートを採用。しかし後で見ると、道ルートでも尾根道ルートが正解だった。ルートチョイスのミス。
5番 それほど大きなミスではないが、コンタリングの周りが長かったのでショートした。
11番 ここまで直進ルートを意図的に避けてきたが、ロングレッグの後のショートレッグだったので、谷道に下りるのをやめて、直進ルートへ。これが大変ヤブい場所だったので、進めずにロスト。結局は谷道まで降りてリロケート。 12番 ショートしないように気をつけてオーバーしてから尾根道から降りる。ところがオーバーのまま降りすぎて、また登りながら戻ってゲット。無駄なことをした。

【対策】
道を多用するのは良いことであるが、いつでも道ルートがベストかといえばそうではない。道は走りの距離を気にするよりも、ポストへのアタックが容易かどうかで判断すべきである。今回のミスは直進すべきを遠回りしてロスがでた反面、道に頼るべきルートを直進したミスが重なった悪い事例だった。ルートチョイスは、多少時間をかけても慎重に行うこと。

2011年7月10日(日)パークO in 関西 和歌山大会  地図「海南市わんぱく公園」
 クラス M50 1900m UP145m ツボ:1コ/16 ロス14分 ミス率37.2%

10→11 10番を取ってから建物の横を経て元の山に戻っていくルート。しかし、建物のそばの階段を登っている時に、頭脳に混乱が。いきなり次のポストをさっきの10番と勘違いし、建物を回ってUターン。道の向いの山に登って行った。ここで、地図が180度反転していることに気付き、10番を目指していることが判明。地図を180度反転させて、11番に目標を切り替えた。ところが山に登るところで現在地をリロケートしなかったためにオーバーランし、大ツボ。何度も下の駐車場を見て確認するが、位置ズレに気付かない。登った地点の間違いに気付きようやくリロケート。

【解析】
11番。足の速いM氏と競ったのが致命的。無理して飛ばしていたので、思考力がなくなり、冷静さを失った。建物サイドを通過中に突然地図反転が起こったのに、立ち止まって目標を再設定しなかった。

【対策】
目一杯走行すると、必ず南北反転が生じるので、思考に余力を残すこと。ポストまでのルートを最初に決めておくことが大切。

2011年6月26日(日)さくらんぼ2日間大会  地図「西蔵王2011」
 クラス M60A 2800m UP140m ツボ:3コ/9 ロス17+5+3分 ミス率36.9%

△→1 いきなり道から250mの森林地帯の直進ルート。斜面を降り切ることを嫌ってややコンタ気味。全くの現在地ロスト。自慢じゃないが、久々の20分越え。途中でYoに出会う。道を見つけて何とかリロケート。
1→2 かなり近いところまで行きながらロスト。道と水系からリロケートして攻めなおした。5分のロスタイム。
5→6 自分ではあまりツボったという感じはしない。しかし、ロストは確実で動きすぎなかったのが良かった。

【解析】
1番。やや膨らみ気味に降りたため、方向が違ってしまっていた。しかし、頭の中には直進ルートを採ったような感覚があり、現地とミスマッチ。一旦、池を見つけてリロケートしたもののポストを発見できず。
2番 途中までは完全に地図上に乗っていた、後200mの直進ルートでロスト。西の道路を確認して再アタック。
6番 方向を確認しながら尾根道を登りヤブを突いて沢に入った。攻め方自体は問題ない。

【対策】
単純な方斜面の地形で、ツボりやすい場所では、細かな地図読みと頻回のコンパス確認が必須。

2011年6月25日(土)さくらんぼ2日間大会  地図「西蔵王公園2011」
 クラス M60A 2060m UP80m ツボ:1コ/9 ロス7分 ミス率30.6%

7→8 約100mの直進ルートを選択したが、緩やかなヤブで特徴なくツボった。コンパスの感覚が合わず広い道に出てしまう。ここでむやみ動いて、マップアウト寸前。目の前に開けてきた山形市内の市街地が見えた。リロケートして小さな池から攻めなおしたが。もう一度現在地不明に。結局、7分ものロスタイム。

【解析】
8番。ポストを挟んで右に道ルート、左に水系ルートがあり、直進を避けて攻めるのが早道だったかも知れない。比較的白い場所だたので、丁寧に攻めるとが正解だった。道に出たときに完全ロストで、傷を広げてしまった。

【対策】
直進ルートを取った時点で、コンパスと距離計測は必須事項である。

2011年6月5日(日)東大OLK大会  地図「宇根峠」
 クラス M60A 3200m UP220m ツボ:3コ/11 ロス4+4+3分 ミス率22.7%

4→5 直線で700mのロングレッグ。谷に下りれば明瞭な道ルートがあったが、後でのアップを嫌って尾根をたどる。しかし尾根ルートは平坦でなく道もないままヤブい。慎重に地形を読みつつ山を降りて下の道と合流したが、時間のロスはひろがったまま。
6→7 ルート途中の祠まで順調。ここから一気に直進して道に出るべきルートだった。ところが斜面を登る前に勘違いが発生。急にルートを10番に乗り換えた。結局、10番に行き着いて7番を目指していたことに気付く。その後もうまく最短ルートを取れずに苦労した。
10→11 11はゴール前のラスポだが、ここでツボッタ。10から道ルートがあったにもかかわらず、白い水系ルートをチョイス。しかし、これが失敗で足場が悪く、大きくスピードダウン。横の道を走る人が見えているのにちっとも進まず焦った。急に道路に出たが地図を見ないでテープ誘導に誘われて斜面を登る。何とそこは給水のスペクテータズレーン。ゴールだと思ったがポストがない。地図を良く見ると崖の真下にラスポが見えた。急いで駆け下りた。。
 

【解析】
5番。最短ルートの選択は正しかったが道がないので時間が掛かりすぎ。現在地は把握できていたので、単にルートミス。
7番 5番のロスタイムを縮めようと焦った。次の7番までルートを確定させておけば、途中から近くの10番へ方向転換することはなかった。
11番 7番のミスで既に思考停止に近い状態。それが10番で再燃した。特にラスポに着いてしまった時に地図を見ないでテープに従ったことが間違い。常識的にみてラスポへのテープ誘導など有り得ない。

【対策】
突然ルートを変えてしまうのは、アタック前のルート固定が出来ていないから。急に思いつくのはろくなことがない。多分脳が酸欠状態となって思考停止するので、クールヘッドを励行することが課題である。

2011年6月4日(日)東大OLK前日イベント  地図「本郷・弥生キャンパス」
 クラス L 3090m  ツボ:1コ/18 ロス3分 ミス率15.2%

14→15 三四郎池の外周路。複雑な湾曲道を飛ばしていて、回転が過剰。90度余分に回りすぎても気付かなかった。細い道の前をゆっくり歩くカップルがいて、どのタイミングで追い越すかを考えていたらオーバーランしてしまった。

【解析】
15番 そのまま15番へは南東方向に向うのに、何と北へ向っていた。池の周りを離れる時に、注意していれば大きくツボらずに済んだが、走ることに注力し地図を確認せずに、オーバーランした。

【対策】
池の周りはいつでも左右に同じ景色が続くので、コンパスと地図が大事。自分が向いている方角を常に確認しておくこと。は大切だが、過信は禁物。周りの景色と合っていることが基本条件で、地図と現場を合わせておけば気付いたはず。沢での間違いは、周り

2011年5月29日(日)東京OLCベテランズ大会  地図「小曽木・谷野」
 クラス M60A 2900m UP200m ツボ:3コ/10 ロス3+3+3分 ミス率21.9%

4→5 尾根道から谷に直角で下りるルート。しかし尾根道は平坦で特徴なく植生が頼りだった。降り切って下の道が見えてツボったと 気付く。やむなく元の尾根道に登り、植生を頼りに下降ルートを変えた。
5→6 途中で道の分岐を間違えて左折、少し走って方向違いに気付き、分岐に戻って入り直した。道が狭くなりヤブがひどい。鉄塔のそばに出てツボった。現在地は鉄塔なのに。6番への道が見つからない。思い切ってヤブを切って小道発見。
9→10 道なりに行けば到達するルートがあったが、地図が白かったので近道するため小川沿いの水系ルートをチョイス。しかし、これが失敗で足場が悪く、相当な下ヤブでスピードダウン。目の前の道を走る人が見えているのにちっとも進めなかった。。
 

【解析】
5番。尾根道からのアタックが早すぎて植生を良く見なかったことが原因。しかも一気に下ってしまってからロストに気付く。
6番 5番のロスタイムを縮めるため焦って走り過ぎ。道の分岐で90度も違う方向へ走る。しかもその後の鉄塔で、ミス。良く見ればルートは鉄塔を外れているのにヤブを抜けようとした。。
9番 さらに5,6のミスタイムを回復しようと焦る。途中で気付いても修正するゆとりもなく、時間を浪費した。

【対策】
アタック前の現場固定の励行と、焦りながらスピードを上げた時の地図読みの慎重さが大事。大きなミスにならないうちに、冷静さを取り戻すことが課題である。

2011年5月22日(日)大阪OLCくろんど池大会  地図「黒添池」
 クラス M50A 2200m UP160m ツボ:2コ/11 ロス14+6分 ミス率40.9%

1→2 雨の中スタートまで折り畳み傘を持って行ったが、これが命取りとなった。曲がり道の大回りを嫌ってヤブのショートカットを狙ったが、尾根上の道にでたところで現在地をロスト。前にも後ろにも高圧線鉄塔が見えたが、地図上に適当な場所がない。やむなく尾根を降りてから現在地が発覚。さっき通ったスタートフラグの近傍だった。
8→9 沢の岩場からと穴が特徴的だったが、ポストがある沢は沢を相当登った位置にあり、下からは見えず。自信なく他の沢を探す。ルートチョ別の沢を複数探ってロスタイム。

【解析】
2番。傘を左手に持ち、地図とコンパスを持った。傘が邪魔になるが、コンパスがデタラメになったことに気付かなかった。尾根でロウsトした際にコンパスが勝手にいろんな向きを指すことに気付いた。実は全く反対方向を指していた。
9番 特徴的な穴を見つけたのに、地図上の位置記号vを確認せずに、あちこち次の沢をうろうろした。結果論だが、特徴物を特定したときは、そこから攻めるに限る。

【対策】
コンパスは大切だが、過信は禁物。周りの景色と合っていることが基本条件で、地図と現場を合わせておけば気付いたはず。沢での間違いは、周りの沢を手当たり次第に探すのではなく沢以外の特徴物を当たること。森で木を探しても特定できない。

2011年5月21日(土)パークOツアーin関西第1戦  地図「生駒山麓公園」
 クラス M50A 2100m UP110m ツボ:3コ/13 ロス2+2+1分 ミス率23.1%

8→9 建物を迂回して山道に入るところで、現在地の確認を怠り、Oさんと出くわして競った。バンガローに到着したがおかしいと思いつつ、間違いに気付かず。
10→11 ルートチョイスに特にミスはないが、攻め方が甘くてロスタイム。
12→13 道たどりでラスポ13に向ったが、途中にある9番ポストを取りに寄り道してしまった。まったく無駄なロスタイム。

【解析】
9番。本来9番を取りに行ったのに、地図を良く見ずに10番に走って行った。番号をみて初めて9番は広場の反対側であると分かった。
11番 広場の角からのアタックの際の方向がおかしい。そのための不要なロスタイム。
13番 地図の上に12番から13番へ向って赤い線が引いてある。その途中に9番の円がかかれており、無意識のうちに9番を取りに行ってしまった。単なる直線の道は知りが思わぬところで失敗。

【対策】
公園地帯から山岳地域へ入るときには、入る前にもう一度確定しておかなければならない。これが出来なかったのは、今回の場面で他人の姿が目にはいったことで、それが知っている人であるほど影響が大きい。位置を確かめずに猛烈ダッシュをかけてしまうのがン欠陥である。競ってツボッタラ自分が損。目標ポストまでの経路を頭に想定しておかないと大局の流れが把握できぬままツボりの原因となる。ラスポへのルートでも次がラスポであると分かっておれば今回のようなミスは有り得ない。!

2011年3月6日(日)名椙技術局公認レース  地図「水別」
 クラス MS 3100m UP175m ツボ:3コ/11 ロス3+47+2分 ミス率54.4%

6→7 尾根・沢の連続地形を横断した3つ目の沢。特にツボった思いはない。分岐した尾根沿いのルートを取った為、直線ルートよりも遠回りで尾根に上るのに時間が掛かった模様。
7→8 最近にはない1時間近い超オオツボ。致命的現象だった。沢を水系沿いに南東に登りつめてヤブの周りの植生界がポイント。ところが2本並行に走る沢を同定できずに、1つ北の水系を登ってしまう。ここで尾根線上で右往左往した。似ているが全く見つからず、完全に現在地をロスト。やむなく山を降りて南の舗装道路を目指すことに。ところが、下の水系に出て見覚えのある小さな木の橋に遭遇。完全にリロケート。さっきと同じ道を進み、水系を登る。ところがここで再び魔界現象に陥る。またさっきと同じ魔界の尾根道に出た。慎重に尾根道を進み、広い鞍部に出た。じっくり地図と比べてオーバーランが判明した。途中で道を誤りかけたが、今度は順調にコントロールへ。同じコントロールで2回ツボるという珍事となった。
10→11 ラスポ11は尾根道からやや下った道よりの沢に有ったが、地図にない尾根道を地図上の道と勘違い。少し戻ってロスタイム。

【解析】
7番は道のないロングレッグで難しかったが、何とかルートを確保。ラッキーな面もあって見つかる。
8番 同じ水系を2回も登ってミスを繰り返したのは、決定的な思考の欠陥にあると思われる。現地をよく確認しないまま自分の先入観で同じ道を辿っている。冷静に考えるとおかしな点がいくらもある。まず1回目の水系。地図では短いのに、相当長く続いていた。実はこれが南の長い水系だった。2回目にアタックルートを決めてスタートした時は、一旦南ルートから北側へ植生界をアタックするつもりだった筈。ところが、水系を登っている間に、1回目と同じ水系であることが踏み越えた地形から 確実であると判明した。この時、自分が南ルートをとったことをすっかり忘れていた。従って1度目と同様に南側へアタックし、尾根道に乗った。ここで同じ致命傷となり現在地ロスト。ここで攻め方を変えて思い切って先に進み緩慢な広い鞍部に出た。ここでリロケート。順調にヤブを目指すも、途中で一瞬の迷い、方向違いに気付いた。
11番 地図の道は尾根ルートの下にあったが、尾根道を道と勘違い。地図を良く見れば沢の勾配が逆であることに矛盾を感じた筈。

【対策】
これでは前回の瓜生山の大ツボの教訓が生きていない。前は良く似た尾根道が2本並行しており、自分がどちらのコースを取ったのか途中で間違ってしまったこと。今回のは尾根道が水系になっただけ。しかも2回目に回復できるチャンスがあったのに、ルート決定が曖昧だったことと、途中からの現場照合を怠り、整合を確認しなかったのが原因。今後の対策は、ルート確定と途中経路での確認にある。傷を大きくしないうちに、冷静に地図を読むこと。今回帽子が暑くて実際途中でホットヘッドになった。1回目は北の水系を進んだつもりでツボった。2回目は南の水系を進み植生界から北へアタックするつもりだったのに、前回ルートと同じことが判ってから地図の違う場所にロケートミス。南へアタックをかけてしまった。このアタックの時にこそツボらないチャンスがあった。もう一度地図を正置し、自分が決めたルートを確認すべきだった。良く似たルートが2本あるときは、必ず1つだけに決めること!

2011年1月30日(日)第3回昇竜杯OL大会  地図「愛知県昭和の森」
 クラス R3 4300m UP180m ツボ:3コ/17 ロス2+7+25分 ミス率43.7%

5→6 ピークを挟んだ2つの道を乗り換えてアタック点を目指すが、さらに先にベストルートがあった。早めに登ってしまったため進むのが遅れ大きくロス。
10→11 これも2本の道に挟まれたポイント。上の道から攻めることにしてアタック点まで進行。約60mの尾根下りで到達のつもりが、以外にヤブくなって方向ミス。地図は微細地形でデフ記号は3本の中央の沢。ここで先入観に捉われて、隣(西)の沢を探す。ところが大きな緩い沢しかなく、東へ移動。見つからずアタック点の道まで退却。慎重に攻めなおして発見。既にロスタイムが大きい。帰った後で地図を見ると、すぐ近くまで行っており沢に他の複数の人間を目視していた。
11→12 11から12へは地図で東の道に出るルートを選択。この道に出るのを失敗し、いきなりヤブの中を通過し南下するルートに変更。完全に現在地をロスト。ここで致命的大ツボ。実際には殆ど南下できず、近くのピークに登り現在地を推定。西に逃れて道を発見。推定位置より300mも北にずれており、11番のアタック点に近い。リロケートできたが既に20分以上のロスタイム。

【解析】
6番はさほど難しくなかったがルートを確定せずに走り、適当に道の乗り換えを行ったことが原因。距離も高度もロスして不要な時間と体力を浪費した。
11番 デフの3つの沢に捉われすぎた。自分の先入観が致命傷。しかも沢の底にポストらしきを目撃し、人が移動するのが見えていたのに、地図も見ないで放棄した。もう10m進んで確認すればよかった。
12番 道ルートは正しい選択であったが、等高線の向きを逆に読み取り、道は尾根道でピークにあると解釈し、そのまま東のピークに登った。しかし非常にヤブく困難を極めた。ピークは狭くて道もない。身動きが取れなくなって、やむなく南進。複雑な沢に迷い込んだ。動き回った挙句、現在地の推定も困難なくらい迷った。地図と現地は最後まで合わなかった。道に逃れるためには初心どおり東へ退避すべきであった。

【対策】
今回のようにヤブの濃い森林公園だと道だけを頼りにすべき。道を離れたアタックはよほど精度を上げないとツボる原因になる。地図が微地形で、しかも1万分の1なので見にくいが、先入観を捨てて客観的に読むべし。道が尾根道だという根拠は何もなく、丁寧に読めば判った。デフの3つの沢がきれいに並んだ大きな沢とは限らない。対策はロストに早く気付き、素直に認めることだ。気付いたら冷静に地図を読むこと。この時点では、傷はそれほど深くない筈だ。

2011年1月23日(日)第28回ジュニアチャンピオン大会  地図「平井2011」
 クラス M60A 2700m UP195m ツボ:4コ/10 ロス10+8+15+9分 ミス率51.2%

S→1 手前の尾根から降りて次の沢を狙ったが、実際には一つ尾根を行き過ぎていたようだ。良く似た地形だがポストがない。さらに先の沢へ探しにいった。ここで隣ポ135番発見。ここから戻って大きくロス。
2→3 慎重に上の道へ出るつもりで尾根に出た。ポストはすぐ先なのに、なぜか尾根道を戻って探す。道の下のやや開けた地形を探すが以外にヤブい。結局ここでないことに気付くが時既に遅し。簡単なポストで落ち込む。
4→5 道から沢を下るが、これも1番に似て不調。一つ先の沢にオーバーランしており見つけられず。さらにショートと思ってこの先の沢を探す。同じミス。下の道の特徴からリロケートできた。大きく戻ってやっとゲット。
6→7 長い道走りのレッグだが、これはクリア。アタック点の尾根から下ったがたぶん下り過ぎ。右手の沢に下りるも発見できず。ロスト。GPSが無かったので、実際の位置はなお不明。さらに西の尾根から沢へ移動。完全にロストで北の道に退避。リロケートして攻め直し。

【解析】
1番 初盤はスケールの実感がわかず、結果論でオーバーラン。ここでベテランにであったことも一因。他人を当てにはできない。地図をじっくり見ないで動き回ってしまったことが敗因。
3番 自分の位置は合っていたが、地図を見直した時に、行き過ぎたと間違った解釈をした。他にも何人か集まってきたことも誘引の原因。
5番 この日最大のロス。アタック道へのルートは正しかったが、ピークを二つ越えた後、左の沢にはいるべきところ、位置確認を怠ったので、行き過ぎた。途中で中学生を追い抜いたことが原因だった。他人と競争せずに如何に自分のペースを維持するかが基本であった。
7番 アタック点の尾根道は当たっていたが、尾根道ではなく沢を下るのが正解だった。尾根道から沢のポストを狙うのは 攻める際の位置が確かめられない。

【対策】
この日のツボは1,5,7番共に同じパターンである。1万分の1であるにも拘わらず、アタック点がオーバーしており、走り過ぎ。アタック点の現状確認が出来ておらず、さらにアタック点からのルートが不明確。対策としては10m毎の現地確認と道の両側の景色を確認しなければならない。両側を見ることで現地確認がやり易い。ヤブを行くのは下手と心得よ!その証拠にヤブを避けた遠回りコースの方が絶対に早い!!

2010年12月4日(日)中日東海OL大会  地図「県立森林公園」
 クラス M50A 3300m UP155m ツボ:4コ/12 ロス4+5+1+1分 ミス率25.7%

1→2 2つの尾根に挟まれた谷を乗り越えてのロングレグッグ。しかし明瞭に迂回できる舗装道路のコースあり。当然これを選択。脳裏に1万分の1地図であることで走りの勝負と見た。途中の分岐交差点を確認しないまま猛烈にダッシュ。やや下りの直線と舗装に助けられて300mも突き進む。ここで現在地ロストに気付く。つり橋の案内で位置判明。あわててリカバリに向うが4分のロス。
2→3 水系沿いの道から入った沢。しかし、分岐を逃し又しても100mのオーバーラン。左手のガケを目印に道からアタック。しかし強烈なヤブで進めず。断念。池に気付いて現在地判明。何と立ち入り禁止区域に入ってしまった。元の道に戻り、逆ルートをたどりリカバリ。ロスタイム5分
7→8 道から離れて下ヤブの小道をうまく見つけられたのに、アタック点を100mショート。深いヤブに足を取られて進めない。ようやく沢に下りて下って行きポスト発見。
8→9 直前までは道に乗っていた。デフ記号のヤブに覆われた沢を見て、先入観に捉われて、手当たり次第にヤブを探す。大きくロスった後で地図を見ると、探していたのは道の北。(実際は南)
10→11 10から道に出るのに深いヤブで失速。ヤブ脱出時に道でYoに出合った。さらに水系を西に下る。自分ではツボった感じはないが約1分のロス。

【解析】
2番は道走りを意識し過ぎて飛ばしたことが原因。交差点の分岐で地図も確認せず、そのまま通過するという初歩的ミス。しかも前走者に気を取られ、山道を登りながら南下しなければならないのに、地図もコンパスも見ていない。ただ早く走っただけ。
3番 道走りで挽回しようとしてオーバーラン。大きな崖とか両側のヤブなど特徴的な地形はあったのに、そのまま突っ走った。
8番 折角乗った道なのにショートを承知で探そうとした。藪を進んだために戻る勇気が出ずにずるずると傷を広げてしまった。
11番はヤブで遅れたのが原因と思うが、今一つ明確な原因に行き当たらない。

【対策】
森林公園の公園部と森林部の走行度は極端に違う。しかも数100mのロングレッグと50m以内の近接レッグが交互にくるところでは切り替えに要注意。特にスタート直後で地図の縮尺に対する感覚がおかしかった。道走行では、周りの情報より走りに注力しがちであるが、少なくとも道路の方向、勾配、周りの特徴物の確認を怠ってはならない。今回のミスは殆ど起こせない単純初歩段階のミスであった。

2010年11月28日(日)埼玉県協会OL大会  地図「小川げんきプラザゆきえ」
 クラス MV 2700m UP170m ツボ:6コ/12 ロス8+3+14+7+6+3分 ミス率48.9%

S→1 地図が非常に見にくかった。1番を確認しないままスタートからの地図上の線に沿って、延長上の○へ。ところがこれを取ったが番号が違う。ラスポの166番ポストだった。前走のH野氏もここにいた。ロスしたあげく地図上に1番の○マルを見つけて出直し。デフの沢に気をとられてオーバーし尾根から反対側の沢に下りてしまい隣接ポ発見、現在地不明となる。さらに別のポストを見つけ戻って行くと、池を発見しリロケート。
2→3 湿地沿い道から尾根の道に移動する際にミス。狙った尾根に出られず別の尾根に。突き当たりの崖と自動車道路でリロケート。
4→5 尾根を越えて道に乗れず湿地に出たところで現在地喪失。そのまま相当のロスタイム。目標ポストの番号と位置を間違えた。実際は5番を目指していたが、E-カードが指すの番号は6番。しかも気付いたら9番を目指していた。ようやく間違いに気付き、湿地の形状から現在地不明のまま攻め直す。やや開けた尾根の道から沼が見え現在地をリロケート。
7→8 沢を一つ乗り越えた先の沢。コンタリングしながら回り込むべきところを、方向違い。さらに尾根を越えて5番ポストを発見。リロケート。
8→9 直前までは道に乗っていた。デフ記号のヤブに覆われた沢を見て、先入観に捉われて、手当たり次第にヤブを探す。大きくロスった後で地図を見ると、探していたのは道の北。(実際は南)
11→12 最初に間違ったラスポだが、11番の脱出時に柵に突き当たった。事前説明にホンダの敷地内は通行禁止との情報が頭にあったので、柵に沿って迂回しようとした。ところが方向違いで、どこまで走っても柵に切れ目がない。方向違いのオーバーランに気付き、戻った。ここでも約1分のロスタイム。

【解析】
1番はスタート直後に地図上で正確に目標を確認せずに走り始めたことが原因。1番の数字がないのでおかしいと感じたのに。 3番は尾根に乗った時点で方向が違っているのに確かめなかった為。5番は道に乗りそこなった結果、湿地に出たのだから、地図上で概略位置は把握できた筈なのに、焦って目標が5番であったことを忘れ6番を目指し、おまけに地図を逆にみて9番を目標にした。 8番が尾根の分かれた2つの尾根の間であったが情報として感知せず、100m以上ずれてしまった。 9番は先入観からヤブばかりに捉われ過ぎた。12番も柵を見つけた時点で、自然に流れて行けるところを、方向も確かめずに柵に沿って走ってしまったことが原因。

【対策】
スタート直後は縮尺の感覚も合わないので、特に7500分の1には注意する。走りだす前に目標ポストの位置を確認すること。道や尾根では 絶えず方向性に留意し大きく外れないように注意する。デフ情報は先入観に捉われ易いので、頼らずに地図上の円の中心へ行くこと。今回の反省として、隣接ポストは絶対に取らないこと。E-カードの表示機能が返って仇になる。

2010年11月7日(日)青葉の森公園OL大会  地図「県立青葉の森公園」
 クラス A 4600m UP40m ツボ:2コ/22 ロス 1+1分 ミス率12.3%

8→9 公園にしては長いレッグ。しかも大きな舗装道路の延長上に9番はあった。8を取って直接最短ルートで道路に出て走り出した。地図上では当然、地図を北上。途中の近道をどうするか考えながら走ったが、所定の景色に行き着かない。これはおかしいと思ってコンパスで正置。何とS極が上に! 180度の南北反転ミス。急ぎ引き返すも1分のロス。致命的。
15→16 V字型の植え込みのコーナー。地図上は特徴的であり、ミスするわけがないようなところ。ところが実際に走っていると、次の植え込みの南のコーナーだと分かって曲がって見たが、本来見える筈のポストがない。あれっと思い、次の植え込みに向って走ってしまった。当然行き過ぎで最後の植え込みの端まで来てオーバーランに気付き、戻った。今度はコーナーに近づくとポストが見えた。なるほど植え込みよりもさらに奥まった位置でしかも下がったところ。ここでも約1分のロスタイム。

【解析】
9番の道走りは地図を正置せずに走り始めたことが原因。道路へ出るときに最短距離を行ったので体の方向が狂っていた。 16番は現在地が分かっていたのだから、地図上のサークルの真ん中まで行くべきだったのに、遠くから見えなかったため確認もせずに飛ばしてしまったことが原因。

【対策】
舗装道路のような間違えようのない道でも、走りだす前に正置すること。ポストの位置は特定の方向からは見えない場合がある。植え込みの角という先入観に捉われず、地図上の円の中心まで行ってみること。自分の位置が分かっているなら絶対にポストはそこにある。

2010年10月24日(日)東京都選手権大会  地図「笹仁田峠2010」
 クラス M50A 3200m UP175m ツボ:4コ/9 ロス 11+2+5+4分 ミス率42.7%

1→2 2番は谷向うの沢にあったが、谷を降りてから直進は賢明ではないので、沢の登り口を捜して迂回した。この時にオーバーランし、別の大きな沢(湿地帯)に出た。湿地に沿った道を走りながら、地図上で現在位置地が判明。200mのオーバーランに気付いたが戻る気にならず、山に登って迂回しながら近づこうとさらに進む。しかし有効なルートがなく離れる一方である。意を決して来た道を戻る。そこでまたも別の道に向ってオーバーラン。沢への入り口からアタックしたが、きつい登りで結局ショートして見付けられず、隣の峰を越えて隣の沢を探す。もう一つ峰を越えて最初の沢まで戻りすぎ。大きなロスタイムで脱落。
5→6 道から6に入る時に何の手掛かりも無く、適当に入ったらヤブくて失敗、道に戻ってオーバーラン。戻りながら目指す尾根の穴を発見。
7→8 類似した大きな緩い沢。間違って手前の沢で見つからず、道に戻ったら今度はオーバーランして別の沢に行きかけた。道の交点に出て現在地をリロケート。
8→9 直進すれば距離は350m。しかし間に谷越えと山越えがある。思い切って道走りの迂回ルートを取る。右側回りと左側回りの2つの選択肢があるように思えた。右は1200m、左は900m。当然の選択として左をとったが、地図を良く見れば途中の道が立ち入り禁止となっている。立ち入り禁止地区でも道があれば通行可能なので、行ってみた。実際には道があったと思われる開けた土地だが、地図の上ではそこだけ道が書いていない。もはや後退はありえず、禁止地区を迂回してヤブに突っ込むしか方法がなかった。休むことなくずっと進み続けたが、ヤブに絡まれて時間ロス大。

【解析】
2番の沢へのアタックは、早くからオーバーランを悟っていた。地図を見て現在地が分かっても、失敗を認めたくないためさらに走って傷口を広げた。バカとしか言いようが無い。6番はアタックポイントの不確実さが問題。8番は沢を間違う不注意。9番は単純にルート選択ミスで、ツボッた訳ではない。なぜなら常に現在位置はつかんでいたから迷った訳ではない。通常なら直進ルートをとるのに、それまでにツボったロスのため慎重策をとったことが裏目に出た。

【対策】
自分のミスに気付いた時に、素直にミスを認めること。それも出来るだけ早く。頻繁に復帰のチャンスを作ること。ルートチョイスの選択範囲を広く持つだけではダメで、正確なルートであることが重要。

2010年10月17日(日)ウエスタンカップリレーOL大会  地図「やまべのかふか」
 クラス MIX3 3400m UP160m ツボ:2コ/10 ロス 3+2分 ミス率14.3%

S→1 長い道走りの最後あと20mの二つの隣接した小さな沢を見分けられず、近くを通過しながらロスを拡大、返って外れ拡大。
4→5 道のり1000m以上のロングレッグ。すぐに道に乗れるルートが有ったのにルートチョイスで思いつかず、ヤブい山中をもがきながら進む。途中で横の舗装道路を快走する人々を横目に苦労しながら道を進む。

【解析】
1番の道から沢へのアタックは地図をよく見ればT字路の突き当たりでなく、左に少し入った沢である。長い道走りがその細かい攻め方を遮ってしまった。5番も前ばかり見ずに50mバックすれば、すぐに舗装道路に出ることが可能だった。ルートチョイスの候補に入らなかったのが根本的なミス。

【対策】
道からのアタックにおいて、一度止まって地図を見ること。ツボった時点でアタックポイントに戻って地図を見て、攻め方を変える勇気を持つこと。折角近くまで行っているのに、わざわざツボを拡大するのは愚か過ぎる。次のポストに向ってルートを考える時、必ずしも前進のみがベストルートでないことを正しく認識し、ルートチョイスの選択範囲を広く持つこと。

2010年10月10日(日)第4回名大椙大OL大会  地図「巴山」
 クラス M50A 3200m UP190m ツボ:4コ/12 ロス 1+23+5+3分 ミス率41.7%

5→6 谷を横切って尾根の向う側の穴を目指すが、尾根の規模をも間違ってショート。左に道が見えたものの現在地確定できずロス。
6→7 直線距離500mのロングレッグ。途中までは道に迂回して正解だったが、水系沿いに谷を下り開けたところで現在地ロスト。デフ記号の●をピークと判断。フラットな緩斜面でとがったピークを探しても見つからず。一旦下流まで降り、植生界から現在地をリロケートし確定。改めて道を逆にたどって攻め直す。しかしピークは見つからないまま現在地再ロスト。斜面を登り広範囲を捜索。20分以上のロスタイム。地図にある道の脇の記号(橙色の楕円)は何を意味するのだろうか。道の横に注目し、ついにポストを発見。
7→8 地図上の位置も明確で、完全に人的なミス。スタート前にデフを見てどこかに「水系の北の端」という記載の記憶があって、これが命取りとなった。 地図とデフを良く見ず、いきなり水系の端を探し回った。現場には水系が3本以上あって、どの水系か分からない。しかもどれも北へたどってもどこまでも続いており端がない。やがてムキになって北の端を探す。水系をたどって非常に深い藪に突っ込み身動きがとれない。南の耕作地からの距離から判断して、それと思しき水系の端を探す。昨夜からの雨で小さな沢でも水系となっている。2mほどの小さな沢に水系の端を見つけやっとゲット。地図を良く見れば小さな沢であった。あれっ、何と、自分が見ていたデフは番号が一つずれていて、次の ポストが「水系の北の端」だったのだ。
9→10 谷の水系を横切って山に登る。ここで地図上の水系を見間違う。そして現在地をロスト。自分が目指しているポストが不明になった。自分ではオーバーしたかと思っていたが、実際にはショート。次の尾根を越えたところにポストはあった。ここで3分のロスとなった。

【解析】
前半の経過は比較的良好。6番で少しトラぶったもののまだ冷静だった。7番は長いレッグで道走りと沢くだりが続き、思考力が停止。呪文のように「ピーク」を探し始めた。途中で尾根にある隣接ポストに向かい冷静さを欠いてツボリはじめ。一旦リロケートしたのに、地図を正確にたどらず走ってしまう。8番ではデフは正しく沢を示しているのに、自分で勝手に「水系の端」と思い込んだため大きな痛手を負った。実は次の9番ポストが水系の端であった。10番のツボは途中で追い越したM氏に抜かれないよう懸命に登ったため、地図読みがおろそかになったこと。完全にサムリーディングを怠っていた。

【対策】
デフに示されたIOF記号を正しく理解すること。・はピークではなく小さなコブ。当然等高線(2m)の高さもなく、大きさも小さい。地図上の小コブは茶色の丸または楕円で示される。次にもっと基本的なポイントは自分が向っているポスト番号を正しく認識し、その位置情報を正しく理解すること。当たり前と言えば極めて当たり前。

2010年10月3日(日)クラブ対抗リレー  地図「彩湖」
 クラス Mix O-Z 3800m UP10m ツボ:2コ/14 ロス 4+1分 ミス率25.9%

2→3 野球場の横の3番を見過ごしオーバーラン。そのまま次の球場の横にある7番を取ってしまう。そこでなぜか次の4番に向わずに8番の方向へ。8番に近づいてから3番がまだなのに気付く。もう一度7番の戻って現在地を確定。3番に戻る。2ポスト分を逆に戻るロス。
8→9 8番から9番はロングレッグ。ポストは広場の植え込みに囲まれた看板の下にあったが、自分勝手に植え込みとばかり思いこんでいた。明らかな特徴物だったが、裏側からしか見ていないので気付かない。

【解析】
ロングレッグの走りのあとは、やはり何かおかしい。冷静に地図を見れば正しい位置が分かるのに、全く地図を読む余力がなかった。

【対策】
ロングレッグの後は、精神状態を切り替えることが必要。

2010年9月12日(日)東北大学OL大会  地図「荒浜蒲生」
 クラス MA-C Final 3000m UP30m ツボ:3コ/13 ロス 24+10+5分 ミス率62.7%

3→4 防砂林の難しい地形。道なき直進150mで方向が狂い、現在地ロスト。付近をうろつくが解消できず、思い切ってヤブの南を通って東の道に出た。現在地確定するも、さらに万全を期して救護所まで確認。リロケートして攻め直す。道から外れて150mのアタック。しかし、これにも失敗。今度は南の道から再度のアタック。オーバーランを戻りつつやっと解消。
7→8 7番から道に出てさらに直交する道を見つけ地図上の位置を誤認。北へ行きすぎに気付きリロケート。道と思ったところが90度違っていた。
9→10 9番から直進すべきところ、ヤブの周りを迂回して、大きく方向が狂う。結局150mオーバーランしてロスタイム5分。

【解析】
砂浜の林は難しい。直進なら方向と距離が正しくなければツボル。リロケートしてからの攻め方にも進歩、反省がなく、完全に冷静さを失っている。8番については明らかに90度の方向ズレが発生していたがその認識がない。地図記号の柵のポールの列を道と間違えるなど勝手な思い込みが目立つ。10番のツボは全く不本意。砂地の林の怖さがよく分かる。地図を冷静に見ても現在地を特定できる特徴物はほとんど無い。だからこそじっくり地図を見る必要があった。ミス率62.7%は過去最高!。

【対策】
確実なリロケートの後は、コンパスと歩測を多用すべきで時間を折り戻そうと焦ってはならない。

2010年9月12日(日)東北大学OL大会予選  地図「荒浜深沼」
 クラス MQ-b  2100m UP20m ツボ:2コ/13 ロス 4+3分 ミス率28.6%

7→8 7番からやや遠い道に出て8番を目指すルートを選択。ヤブの中で道が見つからずにオーバーラン。そのまま直交ルートを北上し、何とか8番ゲット。ロスタイム4分。
8→9 8番から道に出て9番を目指すつもり。道の出てから左に曲がるべきところ、現在地不明で逆方向に進んだ。

【解析】
砂浜の林は難しい。道を横切っても道かどうかが分からない。それでもヤブよりも道を選ぶべきところ。もっと慎重になって進むべきと考える。地図上で確実に位置が判明しているところにアタックポイントを設定すること。8→9へは、もっとコンパスを見ておれば曲がる方向を間違えることは無かったと思われる。

【対策】
砂地走行は、コンパスを良く見て直線走行を確実に行うこと。

2010年8月10日(火)東大OLK夏場所5日目  地図「宇根峠」
 クラス Middle 3190m UP210m ツボ:3コ/11 ロス 4+15+6分 ミス率34.4%

5→6 尾根上に連なる鞍部の位置をミス。逆走してロス。
8→9 8番は給水ポストだったが、出遅れたため空っぽ。気落ちしながら、尾根を登ったところで、なぜか同じ場所をウロウロ。しかも方角が違う。鞍部を探していたが地図を良く見れば尾根から北に下りたところだった。
9→10 2つに分かれた道の位置を誤認。ポストのそばをオーバーランし、道を曲がって間違いに気付く。Uターンして取りに行くが6分ものロスとなった。

【解析】
やはり暑い時期の厳しい大会。給水できなかったことで、途中から意識がおかしくなった?鞍部を探しながらも、地図が読めていない。気が付くと方向が全然違った尾根を行ったり来たりしていた。前回同様に思考力に全く余力がなかった。

【対策】
暑さの中で思考力がなくなると、先入観を完全にリセットして、現在地を客観的に見出すことが必要。

2010年8月1日(日)東大OLK夏場所2日目  地図「万場坂」
 クラス Middle 4810m UP290m ツボ:4コ/16 ロス 2+10+4+3分 ミス率24.9%

7→8 沢沿いにおりて、隣の沢を狙うが下がり過ぎて大回り。
11→12 沢道を下りながら、地図上でなぜか12番ポストを見失い気が付けば11番に戻りつつヤブい尾根を登っていた。目標が違うことに地図上で気付き、急遽軌道修正し大きなロスタイム。
12→13 コンタリングで2つ先の尾根を目指すが、慎重になり過ぎてロスタイム。
15→16 ラスポの16番はゴール近くの山の中、ゴールに向っている間に到着してしまった。パンチングフィニッシュですと声を掛けてくれたものの、まだラスポを取ってない。ここで地図を見てオーバーランに気付く。Uターンして取りに行くが3分のロスとなった。

【解析】
暑い時期の厳しい大会だった。かなり走った後で、途中から意識がおかしくなった?気が付くと坂を下るはずが登っていた。11番ポスト近くになって、次は12番だと判明。思考力に余力がなかった。

【対策】
暑さの中で思考力がなくなるくらい走ることは厳禁、自己の思考力に余力を残すべし。

2010年7月18日(日)京葉OL2日間1日目  地図「富津市民ふれあい公園」
 クラス M50A 2500m UP25m ツボ:2コ/18 ロス 1+2分 ミス率25.2%

6→7 公園の端まで行って回ってくるルートだった。なぜか7を取らずに近くの8まで行ってオーバーランに気付く。自分でコースを先入観で決め付けていた。
12→13 3個の隣接ポスト配置で取る順番を間違えた。まず12を目指すのに13まで行ってしまい直前で気付きコース変更、12を取ったら13に戻らなければならないのに、そのまま14を取りに行って、気付いて13に向う。自分で勝手にウロウロして2分のロス。

【解析】
スタートから道走りで、競ってしまい、自分のペースをオーバーした。かなり走った後で、途中からおかしくなった。山の中腹にあるとの思い込みのまま突入。

【対策】
パークOではコースの予測も大事だが、先入観で思い込むと救われない。隣接ポストが多いから、丁寧な地図確認が必要である。

2010年6月26日(土)さくらんぼ2日間1日目  地図「榛夫婦岩」
 クラス M60A 2800m UP115m ツボ:4コ/13 ロス 5+1+1+1分 ミス率28.3%

S→1 開けた土地と繁みの境界の明瞭なポスト。スタート直後に若いやつ2人と競って走った結果、ポスト付近で地図を見ずにいきなり山に登った。道に出たので戻ってヤブを探し回る。2番を先に見つけてしまった。まさか平地にあるとは思わず先入観で決め付けていた。
2→3 道走りで道の交点なのに、走り過ぎる。地図を見てオーバーランに気付く。Uターンして取りに行くが3分のロスとなった。
7→8 尾根の手前のヤブの中、ややショートしており手間取る。
8→9 9番は沢の中のくぼ地、沢まで降りずに迂回してしまってロス

【解析】
スタートから道走りで、競ってしまい、自分のペースをオーバーした。かなり走った後で、途中からおかしくなった。山の中腹にあるとの思い込みのまま突入。

【対策】
道から外れてアタックする時は、地図上の位置を確認してから山に入ること。基本中の基本である。

2010年5月31日(日)ベテランズ大会  地図「小曽木・黒沢」
 クラス M60A 3100m UP215m ツボ:5コ/11 ロス 4+17+18+5+6分 ミス率50.3%

S→1 スタートから100mの1番ポストを取り忘れ、尾根から道に遭遇し隣接ポストを発見、そのまま2番に向けて100mを走る。途中で1番の不通過に気付きスタート付近まで戻り攻め直し。前代未聞の失態を演じた。
2→3 曲がりくねった山道に入って現在地ロストのまま3番を攻める。途中で針金の柵に遭遇するも位置を特定できず。西の湿地を頼りに動き回り。結局ショート。明確な道の凸部に到達してリロケートできた。
4→5 完全に道に乗ったもののアタックのルートでミス。沢の下方部分をウロウロしつつ、隣の沢に移ってしまい傷を深くした。途中で尾根のピークに隣ポを見つけほぼリロケートできたはずなのだが、再び現在地をロスト。
5→6 短いので本来なら直進すべきところ、これまでのロスに自信がなくなり、尾根道に戻り遠回りで攻め直し。しかも道をオーバーランしてロスを拡大した。
7→8 尾根を挟んで道の向うの沢。道に出たところで南北反転現象が発生。T字路に突き当たって気付く。

【解析】

ベテラン大会のテレインでは毎回ペナやロストが多く、心理的に圧迫されていた。前日にスプリントを走った癖もあり、山道でも地図を読まずに走った。1番ポストを飛ばすことは、どう見ても考えにくい。3番のツボは地図に柵の記号があり、実際に柵を越えたのに、位置を確定させずに地図を無視してしまった。5番のツボは道からのアタックルートを確定せずに北へ降りすぎたことが原因。地図を読まずに絨毯爆撃をやらかしてしまった。8番のツボも尾根に登るべきところ谷に下りて南北反転のも気付いていなかった。まったく初心者がやりそうな単純ミス。この日の走りは全くデタラメで5箇所とも最下位レベルだった。

【対策】
山のオリエンでは走るより、地図読みで勝負すべし。可能な限り道を使うこと。アタックポイントを地図上に固定し、サムリーディングを欠かさないこと。今回の教訓はまず1番をミスしないこと。1番のロスは後々まで尾を引くことになる。

2010年5月23日(日)北大大会  地図「美々牧野」
 クラス MA 7300m UP125m ツボ:3コ/20 ロス 3+5+2分 ミス率20.3%

1→2 池の淵にそった地形の沢、池沿いの道に出たがショートし手前の沢を探す。
8→9 道のないロングレッグ。池そばに来てからロスト。そのままオーバーランして10番を見つけた。200m戻って解決。
16→17 やぶ中を進行中に方向が反れて現在地ロスト。完全舗装の車道に出て判明。45度もずれていたので200-300mの遠回り。

【解析】
池の淵しか注目せず、良く似た地形が続いていた。特に大きなくびれのある沢にこだわったところだが、その先に同じような場所があった。2箇所目は途中で抜かれた若い人に、懸命についていったところ、池まで来て不明になった。3個目は競ったわけではないが、やぶ のせいで方向がずれた。

【対策】
池の周りは道におりて注意深く攻めるべきだった。人と競ったときでも地図上の自分の位置がわからないような走りはしてはならない。

2010年5月4日(火)アジア・ロング大会  地図「菅沼」
 クラス M60 5000m UP210m ツボ:3コ/12 ロス 4+8+6分 ミス率29.1%

4→5 道に遭遇できず右に迂回、湿地帯を通過して減速した。さらに沢を登るべきところ、確実性を増す為に次の尾根を登って少し戻るという大回り。
6→7 鞍部に到達してコンタリング狙いだったが、下がり過ぎて見つからず。元の鞍部に戻って攻め直す。
11→12 会場の小学校内のラスポ。その前の11番とこの12番がいずれも相当長い(1km)のロングレッグで道走り。11番をとったところで、体力切れ、思考切れ、フラフラになって走っていた。川沿いの道で小さな橋を発見。地図を見て、しまった行き過ぎたと判断し、あわてて右に曲がり山に戻ってウロウロ。結局さっきの道に戻って、現在地を確認。6分のロスでフィニッシュ。

【解析】
コンタリングでは真横に進むのは難しい。急ぐとどうしても下降気味となる。また、道走りでも地図読みは必要である。全力を足に与えると頭はふらふらで思考力が停止する。今回も会場内のラスポであり、そこからテープ誘導なのだから、明らかにそこまで到達していない。頭の中には「橋」だけが焼きついていて、他の矛盾をまったく意識できていない。2日前のスプリントと同じ。最後に思考力がなくなり、「独立樹」しか頭になかった。

【対策】
ラスポを取るまでは、100%の全力投入はやめること。結局、走りで10秒稼いでも、ツボッて数分〜6分もロスにするのは愚かなことだ。

2010年5月2日(日)アジア・ミドル大会  地図「椛の湖」
 クラス M60 3800m UP135m ツボ:4コ/12 ロス 9+2+9+2分 ミス率37.3%

5→6 鞍部を越えた平地を目指したのに、途中から大きく(30度)左にずれて現在地をロスト。原点復帰を目指して尾根を降りて、池を見つけて復帰。ところがまた鞍部を越えた平地を目指したのに、今度は右にずれ出した。ここで冷静に地図を読み、難なくゲット。
6→7 道に乗ることができず、150mのオーバー。先に8番を見つけ、あわてて戻り、7番を取った。当然、次の8番は区間トップ。
8→9 ここでも鞍部を越えて道を目指したのに、またも途中から大きく(90度)左にずれて現在地をロスト。地図を読んで、目標の北の斜面にいることが判明。コンタリングしながら岩を探すが、手前の岩につかまってしまう。中国の学生に場所を聞かれたが教えられず。
10→11 道のない藪い斜面でスピードを上げ過ぎてオーバーランしたと思い実はショート。

【解析】
2箇所の方向転換は、自分でまったく気付いていない。鞍部を目指しており、鞍部を越えた辺りで開けていると地図の正置なしに、そのまま思い込みで直進しているつもりが、左に反れる傾向があるように思われる。しかし、中途半端な小さなズレではなく、明らかに90度も狂っている。

【対策】
鞍部の通過の後は方向感覚がおかしくなるらしい。特に白くて開けていると思わぬ方向に向ってしまう。走る時にコンパスの確認が必要だ。

2010年5月1日(土)アジア・スプリント大会  地図「根の上高原」
 クラス M60 1600m UP75m ツボ:1コ/10 ロス 1分 ミス率15.2%

9→10 会場広場内のラスポ。ゴール近くになり、会場を目指して走るが、途中から道を外れて最短ルートで湿地帯を通過。一挙に会場に到着したが、独立樹がない! 人の多い広場でパニックとなり1分のロス。ここまで1位だったのに優勝を逃すことになった。

【解析】
スプリントだったこともあり、体力の限り走った。地図読みがおろそかになった。前兆はラス前のポストにあった。思っていた位置と1本離れた道に見つけた。ここで地図をしっかり見るべきだった

【対策】
ゴールが地図上で視野に入ってくると、地図を見ずに走ってしまう。ゴール近くでは、もっとじっくり地図を読むことを心掛けたい。

2010年4月18日(日)弘法山ロゲイン大会  地図「秦野弘法山」
 クラス 3時間コース 14500m UP?m ツボ:1コ/16 ロス 20分 ミス率-.-%

42→44 400m UP50mのレッグ。早い人では4分くらいで行くところ、24分もかかってしまった。平地の道をオーバーランし、約2倍の距離を走ってしまう。登り口を見つけられず、墓と記念碑をきっかけにアタック。しかし、そこは道ではなく果実収穫用のモノレールの軌道だった。

【解析】
山の途中まで軌道に沿った道のようなところを進むが、ヤブくなって途中から軌道を外れた。尾根道に出たのだが、この東西の道のどこら辺りかサッパリつかめない。少し登って地形が開けたところで遠くの山を目印にコンパスで方位計測。地図上の道との交点が現在地であるから、現在地判明と信じた。登り過ぎていたので東に降りて行った。南の山も地図とよく似た地形であった。ところが後で判明したが、測定した山はオリエンマップには地図外であり、そのため500mぐらいずれた位置を現在地と勘違いした。致命的なミスであった。

【対策】
方位計測にこだわらずに、もっと地図を読んで、近くの特徴を良く観察すべきだった。尾根道のどこかは分からなくても、特徴的なものは果樹園と収穫トロッコ軌道があった。軌道は地図には描かれていなかったが、道の片側は果樹園だったのだから、地図に立ち返れば、現在地が判明したと思われる。ロゲインであっても、身近な現場の特徴を考える時間を取るべきだった。遠くの地形は地図の外であることを肝に銘じて認識しておくこと。基本は平地走行の行き過ぎが原因だったので、アタック地点を確定してから攻めるべきだった。ロゲインとしては最悪の時間余りと得点不足になってしまった。

2010年3月7日(日)千葉県OL協会大会  地図「袖ヶ浦公園」
 クラス M50A 2600m UP90m ツボ:1コ/15 ロス 2分 ミス率13.7%

13→14 池の入り江に突き出た2つの岬。良く似ている地形だが地図をみると尾根の反対側にあるが、14番が見当たらず、13番の直前まで戻ってしまった。

【解析】
互いに似た地形であったが、道の上には建物があって、識別は極めて容易。しかも上の道から攻めると極めて近くだったのに。 攻め方を誤り、池の淵の崖ばっかり強行突破。時間が掛かる上に危険があった。

【対策】
良く似た地形であっても、ポストの位置は全然違ったので地図を見れば違いが歴然だった。自分の思い込みに頼らず、地図に基づく客観性を優先すべし。

2010年2月28日(日)東京都選手権大会  地図「滝山城址2009」
 クラス M50A 2600m UP165m ツボ:4コ/13 ロス 5+19+4+7分 ミス率51.9%

4→5 ヤブの山を登って尾根道についた時に、道のどの辺りに出たのか不明に。尾根を探しているうちに6番を見つけ、慌てて戻る。
7→8 ヤブっぽいところを進むうちに方向が大きくずれて(45度)現在地ロスト。復帰を試みるが深い谷川沿いを行ったりきたり。山の上に逃げて広場でリロケート。反対方向から8番を取りに戻る。後でGPSにて確認。立ち入り禁止地域に迷い込んでいた。
9→10 空き地を抜けて笹のヤブ地を探すが沢を探さずに尾根を降りる。
11→12 うまく笹ヤブの11を見つけたが、12に向うと手前の湿地から深いヤブに突入した。絶対にポストなど有り得ないヤブだが、何人かが着いて来た。ここで焦ってロスタイム。

【解析】
ヤブを進むうちに方向性が大きくずれるので、コンパスによる方向確認が必須。深い谷川に出てきた時点では。地図さえよく読めば、周りの特徴から立ち入り禁止区域の中に入ってしまったことが分かるが、斜線内はまったく視野に入っていなかった。

12番の湿地は同じような地形が2つ続いていて、気の焦りから近いところにアタックしてしまった。ポストの周りはヤブではなく道でいけた。

【対策】
ヤブでの直進は、進行を確実なものにするため、頻繁にコンパスを用いるべきだ。直進で進んでいるうちに左側に回ってしまう癖が ある。

湿地が2箇所あるところでは、アタックをかける前にもう一度地図と現地をよく合わせておくこと。1つ手前にいることは一目瞭然だった。

2010年2月21日(日)ウエスタンカップリレー大会  地図「文化ゾーン2010源内峠遺跡」
 クラス SAS 3700m  ツボ:3コ/20 ロス 5+2+5分 ミス率28.9%

3→4 直線約300mのレッグ。山を登って行くが、大きく外れて現在地をロスト。全く不明に。建物と道路を見つけて殆どマップアウト寸前であることが判明。

5→6 尾根ルートで攻めるも、最後のアタック点で降りる尾根をミス。膨れながら復帰した。

14→15 15番の尾根を目指すが、コンタリングで低い方に回ったため見つけられず、オーバーランかと戻りながら結局14番を見つけた。やり直し。今度はきちんと尾根伝いに攻めた。

【解析】
@方向を決めて直進しかけたのに、尾根を目指すうちに大きく方向がぶれた。猛烈にスピードを上げて藪を抜けると全く予期しないところに出た。方向は45度も狂っている。

A方向に違和感を感じる前に、すぐに離脱するのをやめて、次のポストまでの地図を読まねばならなかった。

【対策】

ヤブの進行中にコンパスを見ることは難しいが、どこに出たのか確実に知る為、方向確認を怠らないこと。尾根の分岐を降りるときにもコンパスで方向を確認すること。オーバーランの可能性に早く気付くのも大事。これ以外に1分程度のミスで済んだが、9番の位置を先入感で沢と認識していた。これはデフをみると尾根だったので、違うところで探していたことが発覚。デフも見ること。

2010年2月20日(土)京大・京女大OL大会  地図「上桐生」
 クラス M50A 2500m up100 ツボ:3コ/10 ロス 3+3+3分 ミス率24.4%

1→2 広い低地で湿地を探す筈が、何故か山登りになり、湿地を見つけてからも一つ手前の湿地付近でうろつく。道に突き当たり復帰した。

2→3 コースは妥当だったので時間は掛かっているが、ツボッタ感じはしなかった。

6→7 6を取った時点で先行の5十嵐氏の姿に追いつく。とっさに反対方向へ離脱して山を登る。方向に違和感を感じて地図を見る。南北反転現象が発生。もう一度引き返して攻めるも、しっくりせず。尾根道を進みながら現在地を推定。回り込みながら復帰。

【解析】
@地図で方向を決めて直進すれば、道に遭遇したはず。山を登ることに不信感をもつべきだった。湿地は輪郭がぼやけるので、丁寧な地図読みが必要だった。

A方向に違和感を感じる前に、すぐに離脱するのをやめて、次のポストまでの地図を読まねばならなかった。

【対策】

知っている人にあっても、自分の行く方向を決めなずに走ることを止めよう。離脱時点で身体が回転して方向が狂うので、必ず停止して次のポストの攻め方を確認するのが良い。

2010年1月24日(日)ジュニアチャンピオン大会  地図「七国峠飯2010」
 クラス M60A 3100m up120 ツボ:2コ/10 ロス 5+2分 ミス率24.5%

5→6 5から沢を登り道に出たが、やや右目に登った為、道のどこに出たのか不明。思わず右に出ようとしたが、他に2人が追いついてきたので、逆を取って左へ戻った。これが大きな間違いで大きなロスタイム。慌てて右に急いだが追いつけなかった。

8→9 川のすぐ近くに細い道があったのがだ、急ぐ余りに川まで降りず、下ヤブの中を走る。結局300mの間に遅れた。

【解析】
@道に出てから道の上で現在地が不明になるくらいなら、初めから沢にこだわって位置を確定させた方が賢明だ。

A地図上では道が書いていなくても、ヤブい地形よりも川沿いを走っている人が見えたのだから、開けたところを走るべきだった。

【対策】
焦る心を抑えて、冷静に解析するゆとりが必要である。ヤブは道より短いが、結果は遅い。

2009年10月25日(日)パークOツアーin関西滋賀大会  地図「矢橋の帰帆」
 クラス MV 3200m up-- ツボ:2コ/11 ロス 1+2分 ミス率15.8%

2→3 人が多い公園内で地図をよく見ていないないまま走り、フェンスに行きあたった。50mバックして探したところ、何とボーイスカウトがロープ結びの訓練をしていたところだった。遠慮がちに取りに行った。公園でもこんなに人のいる場所はにポストがあるのは珍しい。

5→6 川の手前のブッシュの端という良く似たところにポストがあり、正規ポストを100m行き過ぎて一旦パンチしてから番号がちがうのような気がしてもう一度確かめに戻った。208のところが209だった。慌てて引き返して取りに戻った。実はその前の205番も10m行き過ぎてから206が見つかり慌てて引き返した。別のコースのポストが同じパターンで設置されていた。

コースとしては単に島を一周するだけの超シンプルコース。

【解析】
@地図上の記号(通り抜けできる建物)の意味が分からなかった。実は藤棚で当日は人ごみの真ん中にあった。パークOでは、人がいる場合も多いが、先入観があり、土手下の道を走りすぎてT字路に到着してしまった。

A地図では同じ地形が繰り返されていたので、正確に川の数を読まねばならなかったのに、現場を良く見ず行き過ぎた。

【対策】
近くにきたらスピードを落として、じっくり地図を確認する方が行き過ぎずに済む。

2009年10月18日(日)下宇坂大会  地図「下宇坂」
 クラス M50A 3060m up200 ツボ:3コ/12 ロス 3+6+7分 ミス率35.7%

S→1 植生界に沿って山を登るが、100mのオーバーラン。一つ上の沢を探してロスタイム。

4→5 尾根から直角に谷の道まで降りたが、降りた場所が不明で道上で現在地ロスト。道を下り過ぎて別のポストを発見。戻りつつ探してやっと復帰。

8→9 道から20mのポストに気付かずに山に突入。150m行き過ぎて次の10番を発見、慌てて逆行して復帰。大きなロス。

【解析】
@ツボりながらも地形の状況は読めていたので、もっと早く戻るべきだった。谷側の沢の状況に気付けばツボらなかったはず。

A谷の道に出たときに冷静に地図を読んで左側の地形に注意すべきだった。デフには土崖とあった。

Bアタック点の決定が雑で数m手前だった。それほど道から入っていないのに、山を登って100mも先まで進んでしまった。もう一度アタック点まで戻るべきだった。デフ記号にはテラスとあったのに、テラスでない尾根と平地ばかりを探していた。

【対策】
@ツボッタかなと思ったら、早めに地図を確認し分かっている地点に戻りリロケイトすることが重要。

A地図を確認する時にはデフもしっかり意識することが重要。

2009年10月17日(土)金沢大学OL大会スプリント  地図「加賀海岸」
 クラス M50A 2630m up54 ツボ:5コ/19 ロス 2+4+2+3+7分 ミス率46.1%

S→1 道でなく直進で攻めただ、ピークをくぼ地と錯覚、向いの道まで出て攻め直したが2分ロス。

3→4 自分でツボったとは思っていなかったが、ラップを見て遅い。ガーミンで確かめた。

5→6 先行する集団を追ったら6番を飛ばした。100m離れた7番を先に見付けて、慌てて戻った。

7→8 地図の読み間違い。8番を目指したら、見付けてみれば何と18番。印刷が見難くて1を見逃していた。500mも離れてしまい、スプリントで致命的なミス。しかし道走りでカバーできたのでロスタイムは3分で済んだ。

8→9 先のミスがたたって、冷静さを欠き、地形と地図を読めず。やたらに焦って道の交点にてリロケート。アタックし直すが、尾根と沢を読み違い、致命的ロス。

【解析】
@縮尺4000分の1で走りすぎの傾向。補助等高線によるピークを読めなかった。

A先行集団の方向が少しおかしかったのに地図で確認しなかった。

【対策】
@地図の縮尺が馴染めないなら、落ち着いて地図を確認しリ現場と一致させることが重要。

A次の目標ポストを確定させてから走りだすこと。

2009年10月17日(土)金沢大学OL大会  地図「加賀海岸」
 クラス M50A 2740m up-- ツボ:2コ/12 ロス 1+6分 ミス率24%

3→4 直線の道走りだが、前方の盛り上がりを直交する道と早合点し左の植生を探索してロスタイム。

7→8 直線移動で道と直交現在地不明に、すぐに戻り南の尾根に移動しポスト発見。損失時間は1分以内でありツボとはせず。

8→9 道の交点からアタック、約200mの直線ルートであったが、下藪がきつくて方向ズレ。別ポストの発見にてロスト。対角のコーナーから攻め直し200m、やはりロスト。致命的な大きなロス。

【解析】
@比較的ツボりの自覚が早く、元の道に逃れて先を確認し、場所の間違いを発見できた。

A道の交点から斜めに攻めたのが間違っていた。平行な尾根の形状と谷の位置に注意しながら、道と並行に沢まで直進すべきだった。谷を見つければ容易に発見できた。冷静に地図を読んで沢にきづくべきだった。

【対策】
@ツボッタかなと思ったら、早めに地図を確認しリロケイトすることが重要。

A目標まで200mもあったら、直進はまず不可能。地形の特徴をしっかり認識してから攻めることが重要。

2009年10月11日(日)名大椙大OL大会  地図「花沢」
 クラス M50A 3600m up250 ツボ:4コ/14 ロス 2+4+10+4分 ミス率29.6%

4→5 特にツボった感覚はないが、ややショート気味でロス2分。

5→6 距離は近いが、藪っぽくコンタリングに時間を要す。

8→9 道を使って尾根を登ったが、途中で45度ずれた別の道に入っていた。この後尾根を伝って攻めるが、完全にロスト。復帰のために下の道を目指して南下中に次のポストおよび給水ポイントを発見。リロケートし一つ戻る。

10→11 給水点から尾根をアタック。尾根伝いに接近するが、どうした訳か尾根の上で方向が90度西向きに回転し、藪い沢に下りてしまう。湿地の迂回が目的だったが、100mのずれを生じロスタイム。

【解析】
@コンタリングによる迂回は、以前にも失敗している。迂回中に方位確認が必要。

A道で分岐を誤った時は、大まかな方向確認が必要。

B尾根に上れば、微細地形に注意することが必要。尾根をたどって方向を見失っている。

【対策】

@コンタリングの再はこまめに地図を見る。

A尾根は方向が狂いやすいので、こまめに地図で確認すること。

2009年9月27日(日)パークOツアーin関西大阪大会  地図「せんなん里海公園(東)」
 クラス MV 2100m up55 ツボ:3コ/14 ロス 2+1+2分 ミス率29.3%

S→1 地図上のスタート位置が確認できないまま走り、先にコントロールを見つけ走ってしまった。さらに近くに別のポストを見つけ、取りに行ったがこれも違う。やっと冷静に地図を見て解消。公園は縮尺が小さいのですぐに走ってしまう。。

5→6 地図を見れば山から降りた白いテラスの上だが、50mのショート。周辺はヤブくて狭い。明らかに違う地形だが、オーバーかと思って一旦戻るミス。

12→13 終盤の追い込みラス前で大きなミス。道走りのうちに地図を見ないで建物(トイレ)の北角に突撃したがない。周辺をうろたえながら見つけたポストがスタートフラグだった。何と南北に50mずれた山の上だった。最短距離で崖を登ったもののパークOでは致命的な大きなロスタイム。

【解析】
@パークOは、狭いところに多くのポストがあり、走り過ぎの傾向が強い。1番のツボは地図上でポスト位置の確認ができていない段階で現場に到着してしまったこと。人工物の図を勝手にトイレの建物であると思い込んでしまった。

A地図と現場の状況が違うことに気付いているのに、ポスト位置を良く見ていない。

B地図を読めば、道をたどって山に登るべきとこころ、地図を見ずして走り続けてしまった。

【対策】
@パークでは正確な判断ができるまで、一旦止まって地図を確認する時間を取る方がミスを生まないで済む。

A建物をあてにし過ぎないこと。ポストの周りの状況も合わせて確認しておきたい。

2009年9月13日(日)第32回東北大OL大会  地図「音羽山 ハミングの森」
 クラス M50A 3300m up190 ツボ:4コ/14 ロス (55)+15+20+3分 ミス率52.1% ペナ1

2→3 道を離れて植生界からアタック。残り100mで藪い急斜面に突入、尾根を目指して登るが右に反れて現在地不明に。ピークまで登りつめて、同じルートを下降しアタック点まで戻り再登行。結局またピークまで上り詰めてロスト状態が悪化。ここで1時間を消化し疲労困ぱい。帰りの時間を考え3番ポストを放棄した。

3→4 ロスト状態から4番を目指すも、案の定、自分の位置がずれたまま。途中で関係ないポスト(170番)発見。記録のため取っておいた。さらに100m進んで遇発的に4番クリア。

7→8 道たどりの比較的容易なコース。ところが途中で道から離脱しロスト、川を渡って斜面を登る。なぜか300mほど全然関係のない方向に尾根を進む。尾根の端まで来て地形を察知し戻る。

9→10 道を外れると相当ひどい藪と下藪の中、何の目標もなく動き回る。思っていたより相当下に下りてからポスト発見。

【解析】
@植生界は、明確だったが、藪に入った急斜面で登板ルートの誤りに気付くべきだった。アタック点ではもっと慎重になるべきだった。前日の蜂刺し事故で足が重かったのに、痛さを忘れて走り過ぎたのが裏目に。

A2度目のアタックでアタックポイントを確定しないまま登ったため、ピークまで登った時点でコブ2つの地形を1回目のピークと同じだと読み違えた。実はさらに北へと目標から外れていた。

B1時間のロスタイムにより、思考力がなくなり地図と現場が全く一致しないにも拘わらず走り続けてしまった。方向違いは地図を見れば分かった。

【対策】
@ツボった時の再アタックで、アタックポイントまで戻った時は、もう一度地図と現場から正確なアタックポイントであることを確認しなければならない。

Aヤブい山で走れないところでは、ゆっくり落ち着いて歩くこと。現在地確認の方がよっぽど重要であり、思考能力にて勝負するべし。思考なくして体力で見つかる訳がない!。

2009年9月12日(土)岩手県選手権OL大会  地図「台原森林公園」
 クラス M 2600m up200 ツボ:3コ/16 ロス 3+4+6分 ミス率33.7% 

7→8 どう狙ったか全く覚えていない。かなり藪い林で道を2回横切ったが無駄な動きをした模様。

13→14 13番の直前の水系を飛び越えたら、左足の靴が泥に突っ込んで脱げてしまった。ここでYoに出会う。焦りが大きく時間ロスをカバーするため、思考停止状態に。気が付けば次の目標として8番を目指していた。途中で14番だったことの気付いたが大きなロス。どこを走ったか記憶にない。ここで、スズメバチに左臀部と大腿を刺された。痛さと恐怖で気が動転し急いで逃げるようにして現場を離脱した。完璧に現在地をロスト。

14→15 早くゴールしたい一心で、途中で道を間違える。しかしそのまま走る。スタートフラグに到達しさらにテープ誘導を逆走。大回りして到着。Yoに出会う。

15→16 最後のラスポを飛ばしてゴールへ向かうも、猛スピードで逆行ダッシュして時間ロスをカバーしたのでツボとせず。

【解析】
@パークOと言っても、ヤブは山林並み。マップが手から離れサムリーディングを忘れていた。

A明確な道も多く、冷静に地形とコースを読めば、大きくツボらずに済んだ。

Bハチ対策は難しいが、刺された場所も特定できない慌てようは意外だった。

【対策】
@ツボッテもポストが確定すれば、それまでの位置はリロケートされ関係がない。累積して引きずられるのは疲労と心理。

Aルートを覚えていないと言うことは、ルートを考慮しなかったことと、周りの特徴を観察しなかったせいである。

2009年6月7日(日)第31回東大OL大会  地図「赤城 どうぶつの森」
 クラス M60A 4000m up85 ツボ:3コ/12 ロス 17+15+3分 ミス率47.9%

3→4 ルートは2つあったが、偶発的に谷の小道を登るルートを選択、そこからポストのある小さな細い尾根を探す。途中で明らかに 異なる別のポスト251番を発見、沢にあるので完全に違うことは分かったが、この沢が地図上で特定できず、現在地ロスト。 ここから尾根を探して動き回る。結局、最初に登ろうと思ったもう一つのコースの道に出て、リロケート。実際のポストはもっと 高い位置にあったので、見つからなかった。

6→7 十字路の道の交点を間違える初歩的重大ミス。交点から方位を決めて直進しポストを探すも、実は交点の位置が 200mも離れた手前の交点だった。赤城山の西山麓で特徴物のない緩い傾斜地形で道は東西に走り、南北移動はどこでも走れる森だ。

10→11 道に乗った植生界の角にあるラス前の簡単なポスト。ところがこの道を見つけられずにオーバーラン。100mぐらい先まで 走って植生界に沿って11番目ポストを目指すが、気が付くと深い藪に突入し、このヤブを抜けたらゴールだった。危うくゴールする ところでツボったことに気付き、逆転。もう一度深い藪をもがきながら脱出。3分のタイムロスとなった。

【解析】
@想定コースと違うルートを取ったので、アタックはもっと慎重になるべきだった。谷の小道は緩やかにカーブしながら続いていて、 アタックポイントが特定できない。最初のルートだと道が太く、終点も特徴的でアタックが容易だった。

A交差点を間違えた原因は、その前の6番を取りそこなったことに遠因がある。6番の傍を通過して道に出て、オーバーランに気付き 180度方向転換して戻り6番を取った。しかし、この後で180度回転し元の道に出るべきところ、頭の中で方向の混乱が生じて90度誤認が 起こった。最初に出た道をさっき折り返した道と思い込み逆走し、何かおかしいと感じながら90度の方向修正。ここで問題の交差点 について、現在地を確認しアタックポイントとした。これが悲劇の始まりで、3回もこの交差点に戻っては攻め直した。

B植生界と道は、区別が付きにくいが、藪に突っ込んだ時点で、中止すべきで、地図を見れば分かったはずだ。

【対策】

@想定ルートと違うコースになった場合は、もう一度ルートチョイスを見直すこと。どちらのルートでも時間が変わらないならば、 より簡単で確実なルートを採用すべき。

Aツボったと分かった時点で、アタックポイントが違っていたことを素直に認めるべきだ。アタックがまずかったというより、アタックポイントが 間違っていることの方が多い。

2009年5月31日(日)パークOツアーin関西  京都大会 地図「府民の森ひよしU」
 クラス MV 2300m up90 ツボ:1コ/11 ロス 20分 ミス率49.9%

6→7 深い沢から隣の細い尾根を登ったところにある小さな沢。しかし、尾根を簡単に乗り越えてしまい100m位先まで横切ってしまった。 そこに別のポストを発見、さらに登った所でもう一つ発見。谷を降りて来てさらに別のポスト発見。いずれも目標ポストとの連番で あったので、近くだと思った。本命を見つける前に3つも目標外ポストを得るとは! こんなことは初めてのこと。 3個目の後でその付近を行ったりきたり、また2個目のポストに戻りついて、地図を確認。沢が1本ずれていたことに気付いた。

【解析】
パークOで縮尺が5000分の1だったので、地図が大きい。注意しないとすぐにオーバーランし易い。6番からの沢越えはすでに 山岳領域に入っていたので、縮尺の感覚が1万分の1のような感じで横切ったのが原因か。しかし、横移動はし易いが、登りは そうは行かずにショートしていた。実際の7番ポストはうろついた付近よりずっと高い地点にあった。

【対策】
パークOで公園部分と山岳部分が有る時は、縮尺の実感に注意が必要である。別ポストを取った時点で、現在地不明になって いるのだから、地図と周りの地形を厳密に照合し、前のポストに戻るくらいの覚悟が必要である。冷静になって動き回らない ことだ。

2009年5月24日(日)東京OLベテランズ大会 地図「七国峠 梅」
 クラス M60A 4000m up220 ツボ:2コ/9 ロス 16+6分 ミス率31.7%

3→4 細長い川沿いの沢から尾根越えでまた川沿いの沢に入るコース、川沿いの道に乗っているのは確かだが、ポストが見つからず 現在地不明になった。似たような地形が3箇所あることが分かり、その間を行ったりきたり、大きく時間をロスする中で、注意して 対岸の道を調べて現在地が判明。先に近くを通ったのにポストは巧妙に隠されていて見落とした。

7→8 広い道走りの簡単なコース。ところが、この広い道を何故かオーバーラン。途中で直角ターンが2箇所もあるのに、見逃して 現在地をロスト。このケースも道に乗っていることだけは確かだったが、正確な位置が分からなかった。結局ターンを2箇所戻って攻め直し。 Shiと8番で出会う。この後Shiの背中を追うが、一瞬のうちに引き離される。それでも懸命に追走し、途中でYoを追い抜きいいタイム ガ出た。2つのツボが悔やまれる。それでもベテラン大会では過去3年連続のペナ1で記録がなかったので、成績が残せたことは 良かった。

【解析】
@川沿いの類似地形では、もっと確実に位置確定してから走り出すこと。道以外の特徴物はなく、道の曲がり方や川とのクロスは 不正確だったが、対岸の道が立ち消えている場所は地図でも正しく描けていたので、これに早く気付くべきだった。最初に狙った 時にポストのすぐ横を通過していたが、方向が違うと見つけにくい場所にあった。

A道走りでミスし、直角ターンを行き過ぎた原因は、道のクロス点が実は直角ではなく微妙に湾曲していたのに、何も疑わずに 進行したことによる。道を走ることに全力を掛けたので、通過地点のチェックを怠ってしまったのが原因。道走りはスピードが出やすく ヤブとは進行速度が全然違う。

【対策】
道に乗った状況で現在地が分からなくなった場合、地図を厳密に正置してから特徴物を探すこと。必ず地図の中におかしいと 思った原因が見つけられる。類似の地形が周りにないか調べること。道に出たときは丁寧に地図を みること。

2009年5月5日(火)O-Jamboree 3日目 地図「高麗郷NE」
 クラス r3 3200m up170 ツボ:1コ/9 ロス 16分 ミス率35.5%

5→6 直線ルートを取ったつもりであるが、実際には方向が45度も違う。道を2回クロスするはずが1回しかなく不審感があったのに、 そのままヤブ中で方向転換。端が曲がった短いフェンスに突き当たった。このフェンスを別のフェンスと勘違いしたので、以後3回 このフェンスを基点にコントロールを探すこと10分以上。途中で道に出て鉄塔と直線道を確認したのに、またこのフェンスに戻る という不手際を演じた。もう一度先ほどと同じ場所を捜索。またフェンスに戻ったところで、地図上に曲がったフェンスを発見。 200mもずれている! 先ほど確認した鉄塔との位置関係もピッタリあっている。やっとリロケートし、16分もロスした。

【解析】
@最初に狙った方向の間違いと、道のクロス点を確認しなかったのが発端。フェンスの思い込みから逃れられず、沢の地形が なく異常なのに自分の位置の間違いを認めないことが、大ツボすることに発展した。道に出て、鉄塔を見つけ復帰できるチャンスは いくらでもあったのに、地図がおかしいと思う始末。最悪のケースにはまった。近い距離でも最初から道走りをするべきだった。

【対策】
地図がおかしいと思ったら、まず自分の位置を疑うこと。類似の地形が周りにないか調べること。道に出たときは丁寧に地図を みること。

2009年5月4日(月)O-Jamboree 2日目 地図「天覧山」
 クラス L1 5000m up430 ツボ:3コ/9 ロス 6+5+21分 ミス率36.2%

2→3 800mくらいの尾根くだりの長いレッグ。右側への分岐から沢を狙うが、200m手前の分岐点を誤認して沢に入る。ここでは明らかに ツボッたことに気付き。沢の上に戻り道に復帰した。それでもロスは6分

3→4 超ロングの1000m以上のレッグで、やはり尾根走りコース。今度は左への分岐からの沢狙いだったが、400mのショート。コンパスを 使って、分岐の方向を確かめれば、間違えたことが分かったのに。ここで5分ロス。

5→6 直線ルートを取ったつもりで湿地帯を迂回したが、方向が全く変わってしまった。65番の隣ポを見つけ現在地ロスト。 道に出たのに位置不明のまま右往左往。ようやく道の分岐で判明。21分ものロス。

【解析】
@分岐の方向と数を注意深く見て、コンパスで方向を確かめていれば気付いた筈。同じ規模の沢が隣にあることも意識しておく。3番 。

A同じく、分岐の方向を注意深く見て、コンパスで方向を確かめていれば気付いたと思われる。そもそも4番は分岐から入るポスト にあらず、道から沢に降りるコース。また、超ロングの尾根道に迂回しなくても、 優勝者のルート公開では沢に降りて南回りのコースを取ることも可能なルートチョイスが考えられた。4番

B直線ルートのつもりなのに、途中の湿地帯により直進出来ないことは自明のこと。なのに回避動作をとらない大きなミス。 せっかく道に逃れたのに後の処理がなっていないで、傷を拡大した。最初から道たどりのコースが最善ルートだった。

【対策】
a)分岐からヤブに入るときには、類似の地形が周りにないか調べること。

b)分岐から攻める場合は、しばらく後の道の方向に注意すること。

c)湿地帯を迂回しているときは、常に方向の回転に留意すること。念のために複数ルートの可能性を考えてみること。

2009年5月3日(日)O-Jamboree一日目 地図「駒高」
 クラス L2 3600m up350 ツボ:5コ/15 ロス 3+7+3+4+3分 ミス率28.3%

1→2 尾根を超えた沢に面した崖。途中の尾根に地道があるが、2本あることに気付かずショート。現在地不明になり3分のロス。

4→5 わずか100mのショートレッグで、単純に尾根越えの沢。ところが登る方向をミス。コンタリング気味に登ってしまい大きく南に それてしまった。どうも様子が違うので、戻りつつポストを探す。見つけたと思ったら元の4番だった。今度は方向を確認しつつ直行 登山し、すんなり見つかるが大幅ロス。

5→6 直線ルートを取ったつもりだが、途中の道に出てから方向を見ずに走ってしまい、現在地をロスト。広い道に合流したが尚不明。しばらく この道に乗っていたが、やっと判明。6番を目指す。

8→9 ルート的には難しいコース。ヤブを切って尾根道に出る。道の曲がりから崖を探す。特に目立ったミスはないが4分のロス だった。

13→14 これも自分では大きなミスはないが、足場の悪い沢を降りて湿地の際を行く時間の掛かるルートだった。ルートチョイスの ミス。尾根道に戻って道走りするのが妥当。

【解析】
@道に出た時は、現在地を確かめるチャンスであるが、ツボったことがいやなので曖昧なまま傷を深めてしまった。2番、6番

A真東に直線で尾根越えすれば、簡単だったが、疲れていたのでコンタリング気味に登るが方向が大きく狂っていた。5番

B特に大きなミスはないが、結果的には数分のロス、ルート選択を慎重に。9番、14番

【対策】

a)道に乗っているのに現在地が不明の場合、多少前後に移動しても冷静に確かめること。

b)コンタリングの時は方向が大きくずれやすい。元の方向は地図上よく確認すること。

c)念のために複数ルートの可能性を考えてみること。

2009年4月19日(日)岡崎市OL 大会 地図「道根往還」
 クラス M50A 4300m up160 ツボ:6コ/15 ロス8+38+16+11+5+5分 ミス率60.5%

2→3 ほぼフラットな開けた頂上付近から、複雑な沢と尾根が放射状に広がった地形。北東200m先の穴にポストがあるが、方向で約30度 のずれ、尾根を伝って降りるが別の尾根。下がったところで方向修正。ロス8分。

4→5 わずか150mのショートレッグだが、微細な沢が入り乱れたところ。方向のズレとオーバー気味が重なり現在地ロスト。うろうろ すること38分の大ツボ。全く冷静さを失い、近くのピークに登ったり、湿地帯まで降りようとしたり。結局、下まで降りて現在地が 判明した。途中の隣接ポスト発見112番。そこから5番を攻め直す。次の6番へは順調に進んだ。

6→7 6番から南下してして道を目指すが途中からはヤブくて全く進めなくなった。藪をかわして西向きに迂回しようとして 現在地ロスト。もがきながらどこかの道に出た。途中にパーマネントOのポストを発見、ほどなく湿地帯に突入し、現在地判明。 改めて道走りで7番を目指す。16分の大幅なロスタイム

9→10 これも直線600mのロングレッグ。道の分岐から小道のカーブを確認しにてアタック。実際にはまだショートだった。似たような 次の道の曲がりから再アタックし、今度は正解だった。

11→12 11からの脱出時にミス。方向を定めて藪に突っ込み現在地不明に。もがいて4分ロス、道に出たので現在地判明。しかしここで 三角形の二辺を行くルートミス。

12→13 100mのショートレッグ。しかも道路に並行な簡単ルート。ところがここで中学生のグループが練習中、一人が地図を落として 行ったので教えてあげた。その後彼らを追い越してから現在地ロスト。50m程しか進んでいなかったのだ。結局中学生に追い越されて 5分のロスタイム。 恐らく6ツボ、ミス率が60%を超えたのは初めての経験ではないか!

【解析】
@比較的白い開けた尾根で、ポストへの方向のみを頼りに進行した結果、自然に現在地ロストし、手掛かりつかめず。3、5番

Aコースを定めないまま走り出したが、近くに人がいたため、地図をよく見ずにさらに走る。思ったよりヤブかったが、道へ出る つもりで直進南下、ところがヤブさに負けて、もう少しのところ(後日GPSをみれば、後30mくらい)で西に迂回し、さらにヤブが 濃くなったので、明るい方向を目指してうろうろした。(最大のミスは南下ルートの間違い、尾根ルートは最後ヤブっぽいが、その東 の沢ルートなら道まで白で行けたのだ。) まもなく田んぼに出たが位置不明のまま白いところを道を目指して南下。やっと道に出た。パーマネントポスト発見 するも現在地なお不明。そのまま南下して湿地帯に出た。ここで地図を確認。リロケート完。7番

B道の曲がりを唯一の情報源としてアタックするが地形のイメージが全くあわない。そこでやたらに探し回るが南北反転。しばらく して冷静に元の道に戻り攻め直した。10番

C方向を定めて、ヤブを直進。途中でヤブに負けて方向不明に。元来た道に出たので攻め直した。12番

D人を意識して、地図を良く見ていない。焦りばかりがあって墓穴を掘った。冷静に戻って解決。13番

【対策】
a)白い尾根と言えども、100m以上も報告だけで進むのは無謀。途中の地形確認と絶えずコンパスの方向を確認すること。

b)人がいても、ルート決定をしてから走り出すこと。ヤブの進行速度は極端に遅いので、ヤブを避けて道走りを選ぶこと。

c)周りの様子がおかしいと感じたら、走り回るのはやめること。勇気を出してリロケート出きる位置まで戻ること。

2009年3月20日(金)インカレ2008併設大会  地図「一ノ沢林道」
 クラスEliteCHARANGE 1710m up115 ツボ:2コ/8 ロス11+3分 ミス率38.3%

3→4 緩やかな登り直線上の尾根道を左に少し下りた傾斜地に4番があったが、3から脱出した直後に南北逆転現象に遭遇したため時間で 2分ほどロス、慌てて軌道修正し1番ポストに遭遇、現在地確認。あせりながら尾根登りをしたが、途中に特徴物がない直線でショート。番号違いのポスト 35番を見つけてロスト。その後周辺をウロウロして、同ポストを3回も見つける。周辺地形の変化からショートであることが判明。

6→7 蛇行した林道からのアタック。沢へ降りる地点をミス。1つ目の道のふくらみから下りかけたが下ヤブひどく、道に戻り次のふくらみ から降りた。最初はショートだが、次はオーバーで時間ロス。

【解析】
@近接ポスト3個のループだったので、地図の回転が著しい。コンパスの磁針の色に注意していれば、南北確認が出来たと思われるが、 頭の中で先入観に捉われた。この時間ロスが次の大ツボのきっかけとなった。4番

A直線の尾根走りだが特徴に乏しく、左への降りはじめのきっかっけがない。偶然見つけたポストが違うので攻め直したが、その地点 から離れられず。7番

【対策】
a)近接ポストの多いループ状レッグは、慎重に地図とコンパスの方向確認を密にすること。

b)視野を広げて、周辺の特徴を掴むこと。今回の場場合は、前後の沢の形状で判断できた筈。

2009年3月14日(土)東大春場所練習会  地図「二ツ塚峠」
 クラスMiddle 3350m up305 ツボ:2コ/12 ペナ:1 ロス8+16分 ミス率**.*%

2→3 位置をロストした訳ではないが、沢まで降りてしまい無駄な捜索、スタート位置でGPSの電波入らず、この点からスタートさせた。

6→7 長い走りの後、6番を取って、すぐの沢に水系をたどる。雨の中、地図が見難い。順調に7番をとって8番を取りに行ったら、道に出 た。オーバーラン。戻って8番を発見。実はこれがさっきの7番だった。後で判明したが、7をミスして8番を別の方向から2回もとったのだ。 空しいペナルティ1

9→10 直線750mのロングレッグ。谷の道走りで攻めるか、尾根の道走りで攻めるか。ルートに迷ったあげく、ヤブの直進ルートを選択。 しかし、途中に6回も山越えがあり難航。途中で尾根道に逃れようとしたが、アップダウンの連続でついに現在地をロスト。無謀な攻め 方だった。ツボった程度は軽かったが所要時間で30分オーバー。

【解析】
@植生界と小道を錯覚し、その下を探す。良く地図をみればハッキリした道があったのだ。ツボった時に現在地を確認することが重要。3番

A長い道走りは、頭がカラッポになるから、次のショートレッグは早合点せずに冷静になること。7番と8番は似ているが沢の方角が違う。 ポスト番号を確認していれば、8番を先に取ったことに気付いた筈である。すぐに道に出た時に何かおかしいと気付き、さっき取ったポスト かと一瞬思ったのに見逃してしまった。7番ペナ。

【対策】
a)ヤブい直進で、しかも遠いレッグは、急がば回れで道走りに徹するべし。

b)パンチの際は、ポスト番号を確実に確認すること。特に長い走りの後には丁寧に確認する。

2009年3月8日(日)千葉大OLC杯大会  地図「いざ、釈迦谷」
 クラスMAS 2610m up120 ツボ:4コ/10 ロス1+5+21+1分 ミス率36.6%

3→4 Cやぶを避けて迂回したが、遠回りで小ミス。

6→7 雨がきつくて転んだので地図を持ち替えた時に、6番手前で地図を紛失。7に向かう時に、地図がないのに気付き、元のコースを 20m逆走し、運良く発見。尾根たどりのルートだったが、尾根が微細でオーバーラン、ロスト、行きすぎたところ2箇所を捜索。オーバーラン に気付く。

7→8 谷の道走り400m。曲がり角から沢に入るが、何かおかしい。そのまま藪を突き切って沢を登り完全に現在地ロスト、尾根をウロウロ しながら三角点を発見。しかし、地図に無くロストのまま。別のピークで石碑発見。リロケイトしてからポスト発見。しかし別番号で あり隣の沢だと気付く大ツボ。

8→9 急いでさっきの石碑の方向に走って戻る。そこで地図を見て150m横方向にオーバーラン。そのまま戻らずに攻めるルート もあったが、何も考えないで分岐まで戻ってロスタイム。

【解析】
@微細な尾根ルートは、どこへでも行けるし、方向が狂い易いので、20m毎に頻繁に位置確認することが重要。6番7番

A長い道走りは、頭がカラッポになるから、道から離脱する時に慎重に地図を見ること。何か雰囲気がおかしいと気付いたの に強行して傷口を開いてしまった。8番。

【対策】

a)微細な尾根走りは、走り過ぎに注意。相当に地図を細かく読むこと。絶えず方位を確認すること。

b)道から離脱する場合、決定的な特徴を確認してから、離れること。おかしかたっらもう一度戻ること。

2009年3月1日(日)サンスーシ大会 地図「羽根林道」
 クラスM50A 2200m up120  ツボ:5コ/12 ロス1+6+1+5+1分 ミス率34.8%

S→1 尾根を目指してコンタリングしつつ登ったが、登りが足りず下で探すミス。

5→6 ロングレッグ半ばで別ポスト発見し、現在地ロスト、さらに6番を飛ばしたと錯覚し、もう一度戻り掛ける。しかし、ロスト位置から戻る自信もなく、ペナ1を覚悟して続行。 100mぐらい山頂側に遠いポストを見つけて、違うと思いながら必死に急斜面を登った。案の定、別番号でさらにツボる。

6→7 柵が見えて道があって、位置をリロケイト。ところが、地図を良く見ないで、すぐに沢を下りポスト発見。しかし別番号であり隣の沢と気付く。

7→8 方向を定めて走ったつもりが、途中で完全に現在地ロスト。やむなく前の7番に戻る。そこから攻め直した。

10→11 ポストの方向に走って、かなり近くを通過し80mオーバーラン。戻りつつ探してやっと発見。

【解析】
@コンタリングしながら登ると、方向が狂いやすいのと、実際には殆ど登れていない。道を横切った位置を確定すべきだった。1番、6番

A現在地を確定できる材料を見ているのに、リロケイトを怠り目標までのアプローチを頭に入れていない。良く地図を見れば、沢が2つあることやまだ先の沢であると分かる。7番

B方向を定めて直進すれば、簡単そうだが、上りを避けてコンタリングで迂回。この時に方向が変わってしまった。サムリーディングを怠ったのが、 方向違いの原因。現在地ロスト。8番

C近くに建物があり、かなり確実に接近していたが、他者と競ったために、どんどん前進し結果オーバーラン。11番。 【対策】a)直進しない場合には、相当に地図を細かく読むこと。絶えず方位を確認すること。 b)何番まで取ったか、忘れてしまうので、サムリーディングを絶対に怠らないこと。今回はE−カードでなかったので番号確認が出来なかった

c)オーバーランを予測して、途中までの景色でなく、行き過ぎた場合の目標を探しておくと良い。今回のケース6番だと、やがて柵に突き当たる。

2009年2月22日(日)クラブ対抗リレー大会 地図「小川げんきプラザ靭負(ゆきえ)」
 クラスO 2800m up165  ツボ:4コ/12 ロス2+2+6+5分 ミス率37.5%

1→2 谷側の道から尾根を狙ったが、藪くて登れず下ってしまう。結局後で尾根に登るロス。

3→4 沢を求めてかなり上部をウロウロし、現在地ロスト。

4→5 次は5番を狙う筈だったが、なぜか途中から4番を探していた。しかも現在地ロストし、4番を探しに戻る。4番に近づいた頃、E-カードを見ると5番を指している。そうだ、4番はさっき取ったのだ。 またしても無駄な戻りをやってしまった。急いで5番を目指して走った。大幅ロス。

7→8 道の分岐が2つあり、1つ目でもう8番と勘違いして探す。戻りながら現在地ロスト。そこでヨーコに出会った。彼女もツボっていた。地図を見て分岐位置を間違えたことに気付く。

【解析】
@デフには沢にあるとの情報でひたすら沢を探し回った。多少遠くても道から入るのが正解だったかも。4番

A次の目標が何番なのか、道の右か左かすら入れ替わってしまう。またしても前の番号を探すという信じられないようなことが起こった。5番

A2つのY字路の分岐が続いていたが、サムリーディングを怠り、最初の分岐で目的地と思った。似たような尾根が東向きに張り出して おり、現在地ロスト。8番

【対策】
a)地図とデフの確認が必要。戻りつつあるのに気付いたら、戻る前に次のポスト番号をE−カードの表示で確認する。

b)走る前に、ポストまでのルートイメージを確認し、サムリーディングを怠らないこと。

2009年2月15日(日)ときわ走林会5周年記念大会 地図「北山」
 クラスM50A 3300m up150  ツボ:2コ/17 ロス4+2分 ミス率27.7%

7→8 沢から尾根を2つ越えて広い道路の交点にポストはあったが、7番の沢を取る意識がそのまま残っていて、沢ばかり探す。7番を8番と勘違いして、オーバーランかと思い、 急いで戻った。やっと7番に戻ってタッチしようとして、さっき取ったポストであることが判明。E-カードを見ると8番を指している。 あわてて本来の8番に向かうが大幅ロス。

15→16 道の分岐で左へ入ったのに、地図で分岐の位置を見間違えた。ポストは道の右にあったのに、地図上の右の道と間違えてい るため、ポストが左にあると錯覚し湿地帯に突入。初めて現在地を確認した。

【解析】GPSはスタート時にスイッチを押したが、入っておらず記録なし。

@コントロールが沢にあるとの思い込みが消えず、地図とデフを見ずに、ひたすら沢を探し回った。地図上で沢にある7番を発見し、それに向かって戻る という信じられないようなことが起こった。8番

A2つのY字路の分岐が続いていたが、どちらの分岐で曲がったのかを意識せず、別の場所に置き換わってしまい、現在地ロスト。16番

【対策】a)地図とデフの確認が必要。次のポスト順序もE−カードに表示されているのに、これも見ていないことが問題。おかしいと思った ときにデフと合わせて確認しょう。

b)分岐で元の道からそれた後は、十分地図を確認し、道の方向が合っているか確認すること。方向のズレで入った道の間違いを知ることができる。

2009年2月8日(日)早大OC大会 地図「二子」
 クラスM60A 2700m up135  ツボ:4コ/10 ロス4+5+4+25分 ミス率50.6%

Yoより約1時間早いスタート。会場からスタートまで1時間もかかる遠いところ。W50Aの Yoと全く同一コースを走り、完全に負けた! 根本的な改善が必要。

猛反省を促すため、記録に留めることを決意した。

1→2 谷を横切って、直進すべきところDown-Upを嫌い、川上にコンタリング気味に迂回した後、方向修正せずに、誤った方向に進む。現在地ロスト。ルート選択ミスも。

2→3 谷を降りて登るが、方向を確かめないで直進、尾根を越えたら現在地ロスト。道を見つけて、復帰。

3→4 前と同じ過ち。谷を降りて登るが、方向を確かめないで直進、尾根を越えたら現在地ロスト。道を見つけて、復帰。

4→5 最悪のツボ。道を越えて次の沢に入るべきところ、水系を乗り越えてさらにコントロールの近くを超えてオ−バーラン。現在地ロスト。ここからの復帰が最悪のパターン。

 概ね現在地を推定し、5番ポストに向けて戻るがショート、沢を求めてどんどん水系の下流へ移動。200m以上も離れてしまう。舗装道路が見えてから現在地判明し、急いで本来のルートに復帰するも、25分ものミスタイムを記録。21人中の最下位が確定。

GPSによる問題点の解析】

@谷を横切って直進する時に、進行方向を変えて坂を下りつつコンタリングのように横へ移動したが、降り切った位置と方向を確定せず、坂を上ったこと。このため、一見直進しているようなイメージで水系に直角に登っていた。→2番、3番、4番

A深い谷と水系を横切った時点で、既にコントロールをオーバーランしていたのに、気付かずにさらに沢を求めて200m進行。距離感の欠如と地図上の一確認を怠ったことが原因。復帰の途上、水系の特徴が生かせなかった。→5番

【対策】

a)走り出す前の方向確認と目標までのルートイメージの確定

b)サムリーディングの励行、現在地確認の回数を増やすこと

【コメント】

スタート順位2番で先行する人なく、他人に着いて行って惑わされることはなかった。従って自分の思うままに走ったのが、裏目に出た。