ヨーコの天文イベント 番外編を含む〕                前に戻る

(30) 2005年1月7日 マックホルツ彗星・江東区

年の初めからラッキーにも肉眼的彗星が出現、スバルのそばを通過すると言うので期待した。残念ながら肉眼では見えず、双眼鏡でかろうじて存在を確認。我が家のベランダから 居ながらに見れると言うのは有りがたい。ふたご群の時に買ったISO1600のフィルムが残っているので望遠レンズで撮影した。やはり東京の空は明るい。昼間のようでカブリが大きく星が写らない。 ヒロシが欲しがっていたデジカメ一眼レフをプレゼントした。1週間後に到着し、早速の撮影に威力を発揮している様子。聞けば都会の中でもそれなりに写るみたい。

(29) 2004年12月13日 ふたご座流星群・南都留郡秋山村

しし座流星群以来の本格的な観測体勢で臨んだ双子群の観測。しかも真冬の観望は厳しい。比較的移動しやすい忍野周辺を狙い、秋山村に目をつけて出発。辺鄙な場所だが、高金山 キャンプ場を見つけた。道から少しはずれた高台で視界はまずまず良好。東の空は東京の明かりで夜中も薄明のようだけど、天頂付近はすばらしい。ただ残念にも雲が多くて今一つ。23時半から3時半まで 観測し100個以上の流星を見た。14日は帰るだけなので、富士山を一周してドライブの練習も。

(28) 2004年11月7日 金星と木星のランデブー・名古屋

前日、日本で一番入場者が多いという名古屋市科学館のプラネタリウムを訪問。生解説で惑星接近の話があったので、4時30分に起きてホテルの窓から東の空に2つの惑星が並んでいるのを観望。 デジカメで存在のみ撮影。上下に並んで下が金星だった。都会のど真ん中で天文活動。

(27) 2004年10月16日 オリオン座流星群は夢の中・二戸郡

安比高原スキー場のペンションに宿泊。岩手県は初めてなので平泉中尊寺の観光の後、岩手銀河鉄道経由で花輪線にて到着するも、観光疲れで起きることができず。ヒロシは重いカメ ラと赤道儀を抱えて、ひとまず外出。久々に銀河を眺めたものの、寒さ対策が出来ておらずにすぐに退散。流星は1個みただけでオリオン群ではなく散在流星。やはり観光と天文は両立が難しい。 ペンションのご主人はアマ無線46年のベテラン。私もアマ無線暦は20年以上ですが、もう10年以上は休止中で懐かしい。 翌日の岩手大学オリエンで、学生が昨夜10数個の流れ星を見たと語っているのを聞いてショック! 安比からの帰りは盛岡で泊まり、翌日は龍泉洞まで軽のレンタカーを借りてドライブを楽しんだ。

(26) 2004年8月11日〜13日 ペルセウス座流星群・滝根町

今回のペルセ群は、実はひそかに期待できそうという予報があり福島県田村郡滝根町まで出掛けた。11/12は雲が多く満足な観測はでき ず、桧原湖に移動した12/13夜半には、久々に見る満天の星空で流星群を楽しむことができました。観測した流星数は、二人で1日目40個、2日目180個。観測地は、滝根町あぶくま洞の近くで高速は常磐自動車道を使ったので 道は空いています。滝根町では探検型鍾乳洞の入水洞も楽しめたし、あぶくま洞の前には大野裕明氏が台長を務める星の村天文台があり、昼間に行ってプラネタリウムを見てきました。桧原湖から喜多方まで少し運転、下り坂 ではどうも勝手が違う。

(25) 2004年6月8日 金星の太陽面通過観測・江東区

日本では130年ぶり、1874年以来の珍現象。あいにくの曇り空だけど、フィルタと双眼鏡と肉眼と望遠レンズで観望した。ヒロシは会社で会議中とか。一人で準備をしてベランダから身を乗り出して必死に覗く。雲が多いものの時々は晴れて確かに太陽面にホクロのような金星を確認した! フィルムも買ってきて望遠で撮影したのに、後になってフィルムの装填ミスが発覚。折角の感激も吹き飛んで、しばらく落ち込む。

(24) 2004年5月19日 リニア彗星&ニート彗星・エアーズロック

肉眼的彗星が2つ同時に見える。南半球が好条件というので、東亜天文学会の観測ツアーに参加した。オーストラリア中央の空は抜群で、銀河の濃淡まで模様のように見えた。ケンタウルスα、南十字星、コールサック、大マゼラン雲・・満喫できました! しかし、彗星の方はもう一つパッとしない。ハレー彗星やヘールボップ、百武彗星の方が良く見えた。エアーズロックの上を横になって登るさそり座が撮影できてグッド。おまけに国際免許で初めて海外ドライブを経験しました。

(23) 2003年8月23日 火星大接近観望・猿橋

これ程の火星の接近は65千年振りと聞くから、ともかく参加しなくっちゃ。という訳で大月まで出掛け火星を観望。確かにマイナス3等の火星は明るい! しかし望遠鏡が6.5cmでは円盤状は分かっても、模様はほとんどサッパリ。かろうじて中央付近の横線模様と白い極冠が確認できました。24日は伊豆半島の石廊崎まで行ったけど曇ってダメ。

(22) 2002年6月11日 テニアン金環日食

今回の目的は初めてのテニアン旅行が目的かも。と言うのも金環食は感動が薄いので。直前で雲が多く、遂に強運なヨーコさんも今回はダメか・・と思ったが、急に快晴となり、見ることができました! やはり運が強い!

(21) 2002年5月3日 Leonids国際シンポジウム

お台場の日本科学未来館で開催されたしし座流星雨の観測報告の国際会議。ポスター発表も講演も英語ばかり、専門的で難しい。きれいな流星写真や流星雨の再現があの時の興奮を思い出させてくれた。自前で払った参加費の13000円はちょっと高かった。

(20) 2001年11月19日 しし座流星群観望・八ヶ岳

この世でもっと美しく幻想的かつ神秘的なものがあった。流星雨!!おそらく一生分の流星を見てしまったのではないか!前日からレンタカーで下見等万全の準備が功を奏したようだ。信州の美しい夜空に数えられないほどの流星を見た! 国立宇宙研でアッシャーさんの難しい講演(勿論英語)を聞いた甲斐があった。(当然後でヒロシに説明してもらった)流星雨、もう体験できないなあ。

(19) 2001年6月21日 アフリカ皆既日食

遂に日食を見る為南アフリカまでやって来た。当日はチャーター機でザンビアまで飛んだ。観測地は空港駐車場。雲が出て一時心配したが、直前快晴。そしてアフリカの大地に「黒い太陽」を見た! ザンビアで飲んだミネラルウオーターは最高!今までこんな美味しい水を飲んだことがない!残念なことは少し安いツアー(といっても片手分の旅費)を選んだのでビクトリアフォールがコースに含まれていなかった。喜望峰に行けたことで良しとしよう…・・。

(19) 2000年11月18日 しし座流星群・犬吠埼

日本で日の出がもっとも早いと言われる銚子の最東端に出掛け、三度目の正直に期待をしたが、またも天候に恵まれず。月があるのは覚悟していたが、月すら見えないベタ曇り。君が浜の灯台の下で、ヒロシは雲を通して1個見ただけ。この夜見えた星、アークツルス、シリウスなど散発的に5個のみ。 ヨーコさんは、着いたとたんに夜食を食べた後はお休みで、去年に引き続き1個も見ずでした。

(18) 2000年2月8〜10日 アラスカのオーロラ観望

いつか見てみたいと思っていたのが叶った。寒さは覚悟していたので、なんとか凌げた。オーロラは写真のほうが断然美しいと思う。あまり綺麗なオーロラを見るチャンスが無かったからか? 3晩のチャンスがあったが1晩は雪が降って見えなかった。

(17) 1999年11月18日 しし座流星群・九十九里浜

レンタカーで九十九里浜に向かう。出来るだけ東京から離れ東の視界の開けたところを探す。ところが時間が経つほど雲量が増え、観測体制を整えた夜半には流星雨ならずホントに雨が降り出した。ヒロシの日頃の行いが良くないようだ。

(16) 1999年8月11日 トルコ皆既日食

今回の皆既帯はヨーロッパからトルコであった。トルコに興味があったのと快晴率でトルコに決定。今回は天文のツアーでなかったので、危うく皆既帯からはみ出すところであった。やはり皆既日食は「この世で一番美しく神秘的」であった。

(15) 1998年11月18日 しし座流星群・童仙房

新聞やTVでも相当な盛り上がり、長男も一緒に見物に。カメラ4台を用意して万全の態勢で童仙房に。時々雲が出て天候はよくなかった。大出現はなく不発。それでも数10秒の永続痕を残す明るい流星も出て満足。2人で112個のしし群を観測できた。

(14) 1998年10月8日 ジャコビニ流星群出現

出そうで出ない有名なジャコビニ流星群が何と突発的に活動した。この日早くから出掛けるつもりの私に、ヒロシはゆっくり食事をして休憩してからおっとり出かけた。時間にして1時間は遅い。観測を始めた頃、ヒロシが3個を目撃したのみで、私は見ず。輻射点高度はどんどん低くなる一方であった。後に判明したがちょうど活動が終わった後でした。

(13) 1997年3月22日 ヘールボップ彗星の観測・下関

西の空が良いとのことで三男の下宿探しの時に下関でレンタカーを借りて山に登る。深夜に車を止めていたらパトカーがやって来て、またも尋問された。雲が出ていて彗星は見えず説明に苦慮したが、カメラを出していたから一応理解された。

(12) 1996年3月24日 百武彗星の観測・彦根

雲の切れ間を車で追って、名神高速を北上。彦根でやっと切れ目を見つけみごとな尾を見ることができた。ところがカメラの電池が切れてシャッター下りず。夜中に店を探すも無理に決まっている。

(11) 1995年10月24日 タイ皆既日食

当日バンコックの渋滞を避ける為早朝(夜中?)出発。バスで一路観測地へ。今回は皆既中少し雲があったように思う。鶏の鳴き声、360度の夕焼けを確認。

もう息子たちの留守番の心配は要らなくなっていた。

(10) 1992年8月 ペルセウス座流星群の観測

例によって三男(中2)の宿題としてペルセウス座流星群の観測をやる。これには家族全員が参加し、大峰山の山頂近くの道路に5人がずらりと寝転がって。もし人が通ったら何と思っただろうか。

(9) 1991年7月11日 メキシコ皆既日食

2度目で少し心理的に余裕があったが、やはりダイヤモンドリングは美しい!そして「黒い太陽」は神秘的!コロナは私の文才では表現不可。

当日は夜中にロスのホテルを出発し、チャーター機でメキシコへ。空港よりバスで観測地に向けバスは走った。日食終了後、ひたすらバスは空港へ。私はメキシコに入国税は払ったが、パスポートに入国印は押してもらえなかった。

2、中3、中1の息子たちはなんとか1週間留守番した。この年6月ヒロシの社員旅行で二人はハワイに行った。2回の海外旅行の留守番の為、全自動洗濯機と2階二部屋にクーラーを設置した。

(8) 1990年8月 レビー彗星の観測

前年に続き次男(中2)の宿題としてレビー彗星の撮影と観測をやる。これはもっぱらヒロシの出番。

(7) 1989年8月 太陽黒点観測

次男(中1)の宿題として太陽の黒点観測をやる。庭に望遠鏡を出してスケッチ。この時のレポートがどこかにある筈だが。

(6) 1987年9月23日 沖縄金環日食

金環日食は皆既日食に比べると明るい!この一語に尽きる。当然肉眼では見ることができない。帰路の沖縄の空港がめちゃ混んでいたのが思い出される。沖縄の秋の国体と重なったのだ。息子3人で留守番したような気がする。(中1、小5、小3)

(5) 1986年8月12日 ペルセウス座流星群観測

家族全員で宇治田原に出掛けて流星観測。視界の開けた道路にシートを敷いてそのまま寝転がる。

(4) 1986年4月5日 グアムにてハレー彗星観望

紀伊半島ではまだ北過ぎる。グアム島ならばと期待するも結果はあまり変わらず。息子3人は春休みの為ヒロシの実家でお世話になる。感謝、感謝! 深夜レンタカーで島を回りハレー彗星を観望していると、パトカーがやって来て車を調べ出した。

(3) 1986年3月21日 潮岬にてハレー彗星観望

76年ぶりで回帰を迎えたハレー彗星。南の空が有利であるので家族全員で紀伊半島を南下。途中で高野山から護摩壇山に登るが、山の上では雪が降ってきた。キャンプのつもりだがもう寒くて寒くて。結局、本州最南端の潮岬まで見に行くも全く期待外れ。南の空は暗かったが肉眼で何とか彗星らしく見えているだけで、期待が大きかっただけにガッカリ。鳥羽水族館に行ってラッコとジュゴンを見て帰る。

(2) 1983年6月11日 インドネシア皆既日食

初めての皆既日食に遭遇し感動した。所謂「日食病」に罹ったのである。

前日お天気が心配で、OB会の諸氏が集まり議論した。結局ボロブドール寺院近くで見ることになった。そして初めての海外旅行!これについては旅行記に記したいと思います。

この時長男(小2)次男(幼稚園)三男(まもなく4歳)の世話の為に私の妹が我が家に来てくれた。妹はこの時1歳になる長男を母に預けて来てくれたのだ。感謝、感謝!

(1) 1981年7月31日 千里浜・部分日食

家族そろって金沢、羽咋に旅行。民宿に泊まり海水浴を楽しむ。千里浜の海岸に車を乗り入れ水遊び。そのまま海岸に望遠鏡を出して日食の観測。

(0) 1978年10月2日 京都・部分日食

初めて一人で部分日食を観望。厚手の下敷きを使って眼視観測。しかも写真の撮影にも成功し、日食に関心を持った。


天文イベント《番外編》

〈7〉197210月 ジャコビニ流星群・北海道

前評判も高く新聞でも騒がれたジャコビニ群。ヒロシは出来るだけ北へ向かい、北海道へ。私は授業があるので参加せず、大阪駅まで見送りに行った。急行「日本海」に揺られ青森から連絡船、札幌を経て豊富まで24時間以上かけて移動し、○尾さんの親戚に泊めてもらって1晩で戻る。快晴にもかかわらず全くの不発でした。

〈6〉19728月 夏合宿・白馬

ペルセウス座流星群に合わせた合宿に参加。ヒロシは1日遅れて鉄道で来る。白馬大池の駅まで迎えに行った。夜の星空はさすが信州。しかし、真っ暗な道で車がやって来て、思わず路肩に避けたとたんに体が宙に舞った。がけ下の川に落ち二人とも打撲傷。私は首のむち打ち症、ヒロシは腰骨にひびが。とにかく二人は寝かされたまま、○川さんに車で送ってもらう。

〈5〉19723月 春合宿・串本

ヒロシとカローラで合宿に参加。串本海中公園に行った。この合宿については天文の記憶がない。何故か?摩訶不思議。

〈4〉197110月 秋合宿・小豆島

美しい夜空と出会う。初めて固定撮影、手動ガイド撮影等を体験。望遠鏡で土星の輪を見る。感激!これも初体験であった。(民宿では枕投げが盛んに行われ、中身のそばがらが飛び散っていた!)

〈3〉19718月 夏合宿・福井県田烏

毎日曇り空が続き、昼は釣り三昧の日々であった。生まれて初めて釣った魚はおこぜ。先輩が魚拓にしてくれた。(これは結婚後もしばらく我が家にあった)

〈2〉19714

大学2年で天文同好会に入部。天文知識は学校で習った程度のお粗末さ。この時天文同好会にいたヒロシは何故か不精ヒゲを伸ばしていた。(一説に因ると失恋が原因とか?)

〈1〉19704

大学1年心機一転、今まで体育会系とは無縁の私がどういう訳かバドミントン部に入部。やはり1年で挫折し退部。夏合宿の折、同期の男子部員(高校時代に天文クラブに所属)から「さそり座」を教えてもらう。こうして私は天文という趣味と出会ったのである。